ドロップアームテストが陽性となる病態はどれか。
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正解は4番
解説
ドロップアームテストは回旋腱板の損傷、特に棘上筋の断裂を評価するための整形外科的検査である。検者が患者の肩関節を他動的に外転位とし、その位置から腕をゆっくり下ろさせる。棘上筋が断裂していると、腕を自重に逆らって保持できず、途中で腕がガクッと急速に落下するため陽性となる。
選択肢ごとの解説
- 1. 肩関節周囲炎の説明。関節の強い疼痛や拘縮(結帯動作障害など)を特徴とし、アプリースクラッチテストなどで可動域制限を評価する。
- 2. 肩峰下インピンジメント症候群の説明。インピンジメントサインやペインフルアークサインが評価に用いられる。
- 3. 上腕二頭筋腱炎の説明。上腕二頭筋長頭腱の炎症を評価するにはスピードテストやヤルガソンテストが用いられる。
- 4. 正解。ドロップアームテストは回旋腱板の損傷、特に棘上筋の断裂を評価するための整形外科的検査である。検者が患者の肩関節を他動的に外転位とし、その位置から腕をゆっくり下ろさせる。棘上筋が断裂していると、腕を自重に逆らって保持できず、途中で腕がガクッと急速に落下するため陽性となる。
国試ポイント
ドロップアームテストの目的(棘上筋断裂の評価)と陽性所見(挙上した腕を保持できず脱力して落下する)の組み合わせは国家試験で頻出である。
覚え方
ドロップ(落下)=棘上筋の支えがなくなり腕がドロッと落ちる
対になる知識
肩関節の外転には棘上筋および三角筋が関与し、外旋には棘下筋・小円筋、内旋には肩甲下筋などが関与する。回旋腱板の機能評価として、外転初期の筋断裂をみるドロップアームテストや、棘下筋の機能不全を評価する外旋筋力テストなどが臨床上広く用いられている。
関連知識
回旋腱板(ローテーターカフ)は棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋の4つの筋腱で構成され、肩関節の上腕骨頭を関節窩に引きつけて安定化させる。特に棘上筋は肩関節外転の初期(0〜15°)の開始において極めて重要な役割を果たす。