潰瘍の深さや壊疽の有無によって重症度を評価する「Wagner分類」が用いられる疾患はどれか。
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正解は2番
解説
Wagner分類(ワグナー分類)は、糖尿病の合併症によって引き起こされる足の壊疽や潰瘍などの病変(糖尿病足病変)の深さと感染・壊死の程度を評価するために用いられる重症度分類である(グレード0〜5)。
選択肢ごとの解説
- 1. 深部静脈血栓症は下肢の静脈内血栓形成による疾患であり、Wagner分類のような足部潰瘍の深さによる重症度分類は適用されない。
- 2. 正解。Wagner分類(ワグナー分類)は、糖尿病の合併症によって引き起こされる足の壊疽や潰瘍などの病変(糖尿病足病変)の深さと感染・壊死の程度を評価するために用いられる重症度分類である(グレード0〜5)。
- 3. 閉塞性動脈硬化症(下肢閉塞性動脈疾患)の重症度分類には、間欠性跛行や安静時疼痛を基準とする「フォンテインの分類」が用いられる。
- 4. 腰部脊柱管狭窄症は神経性間欠性跛行を生じる脊椎疾患であり、下肢の血流障害や足部潰瘍を評価するWagner分類とは無関係である。
国試ポイント
血管・循環器および代謝疾患における代表的な重症度分類の組み合わせ(閉塞性動脈硬化症=フォンテイン分類、糖尿病足病変=Wagner分類)を確実に区別して覚えること。
覚え方
ワグナー(Wagner)は糖尿病の「足(フット)」の深さ・壊疽を見る
対になる知識
閉塞性動脈硬化症の重症度分類=フォンテインの分類(症状の有無、間欠性跛行、安静時疼痛、潰瘍・壊疽) / 糖尿病足病変の重症度分類=Wagner分類(潰瘍の深さ、壊疽の有無)
関連知識
閉塞性動脈硬化症(ASO)は四肢の動脈硬化性狭窄や閉塞により、冷感や間欠性跛行をきたし、進行すると安静時疼痛や難治性の潰瘍・壊疽を生じる。糖尿病足病変と同様に血流障害や神経障害が関与するため、鑑別診断や重症度評価において関連疾患として常に並べて学習される。