ヒトの体温調節中枢が存在する部位はどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
正解は3番
解説
ヒトの体温調節中枢は間脳の視床下部に存在する。皮膚や体内部の温度受容器からの情報を受け取り、自律神経系や内分泌系を介して体温を一定に保つ。
選択肢ごとの解説
- 1. 大脳皮質は高次脳機能(感覚・運動の司令塔や思考など)を司るが、体温調節中枢ではない。
- 2. これは小脳の機能であり、身体の平衡維持や随意運動の円滑な協調調節を担う部位であって、体温調節中枢は視床下部にある。
- 3. 正解。ヒトの体温調節中枢は間脳の視床下部に存在する。皮膚や体内部の温度受容器からの情報を受け取り、自律神経系や内分泌系を介して体温を一定に保つ。
- 4. 延髄は呼吸中枢や循環中枢(血管運動中枢)などが存在する部位であり、体温調節中枢ではない。
国試ポイント
視床下部が体温調節中枢、摂食中枢、飲水中枢、内分泌の最高中枢など多彩な自律機能の統合中枢であることを問う問題が頻出である。
覚え方
「下部」の体温を守る「視床下部」。
対になる知識
体温調節中枢は間脳の視床下部に存在し、産熱と放熱のバランスを厳密に制御している。これに対して、生命維持に直結する呼吸中枢や血管運動中枢は延髄に位置し、姿勢保持や随意運動の円滑な協調調節は小脳が担っている。また、大脳皮質は高次機能や感覚・随意運動の最高中枢として働き、中枢神経系における各領域の機能分担は明確に区別されている。
関連知識
視床下部には全身の温度情報を感知する温度感受性ニューロンが存在し、自律神経系や内分泌系を介して体温を一定に保つ。細菌やウイルス感染時には、産生されたサイトカイン等により視床下部の体温セットポイントが上昇し、発熱が引き起こされる。