三焦を通って臓腑の気になるのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は4番
解説
原気は腎に蔵され、三焦を通じて全身に分布し、臓腑、経絡、組織器官を温煦し、その活動を促進する根本的な気の働きを担います。したがって、三焦を通って臓腑の機能と密接に関わるのは原気です。
選択肢ごとの解説
- 1. 宗気は胸中に貯蔵され、呼吸や心拍、発声などに関与しますが、三焦を通って臓腑の機能を全体的に促進する「根本の気」ではありません。 正しくは:宗気は心肺の機能を司り、呼吸や発声に関与する。
- 2. 衛気は体表を巡り、防御機能や体温調節を司ります。臓腑の機能を内部から促進する主要な働きではありません。 正しくは:衛気は体表を巡り、防御機能や体温調節を司る。
- 3. 営気は血とともに脈中を流れ、全身の栄養に作用します。三焦を通じて臓腑の根本的な活動を促進するものではありません。 正しくは:営気は脈中を流れ、全身を栄養する。
- 4. 正解。原気は腎に蔵され、三焦を通じて全身に分布し、臓腑、経絡、組織器官の活動を温煦し、その活動を促進する根本的な気を指します。
国試ポイント
原気、宗気、衛気、営気のそれぞれが生成される場所、主な機能、循環経路を正確に理解し区別すること。
混同注意
原気と営気はともに生命活動を維持する重要な気ですが、原気は先天の精を由来とし、臓腑活動の根本を司るのに対し、営気は後天の精を由来とし、血とともに脈中を流れ全身を栄養します。
次に同じ論点が出たら
「三焦」「臓腑の活動」「根本」といったキーワードがあれば原気を疑い、それぞれの気の生成源と循環経路、主要な機能を照合して判断します。
覚え方
「三焦」「臓腑の活動」「根本」といったキーワードがあれば原気を疑い、それぞれの気の生成源と循環経路、主要な機能を照合して判断します。
対になる知識
原気と営気はともに生命活動を維持する重要な気ですが、原気は先天の精を由来とし、臓腑活動の根本を司るのに対し、営気は後天の精を由来とし、血とともに脈中を流れ全身を栄養します。
関連知識
原気は生命活動の原動力であり、元気を指します。宗気は水穀の精微と自然界の清気から生成され、心肺の機能と呼吸、発声、血液運行を司ります。衛気は水穀の精微から生成され、体表を巡り、防御機能、体温調節、毛穴の開閉を司ります。営気は水穀の精微から生成され、脈中を血とともに流れ、全身の栄養と生成に作用します。