心房細動の合併症として最も引き起こされやすいのはどれか。
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正解は4番
解説
心房細動では心房が細かく不規則に震えるため、心房内で血液のうっ滞や乱流が生じ、血栓が形成されやすくなる。この血栓が血流に乗って脳血管に詰まることで、心原性脳塞栓症(脳梗塞)を引き起こす主要な原因となる。
選択肢ごとの解説
- 1. 心筋梗塞は冠動脈の動脈硬化やプラークの破綻による閉塞で心筋が壊死する疾患である。心房細動による塞栓症とは病態が異なる。
- 2. 心室細動は心室が致命的な不規則興奮を示す致死性の不整脈であり、心停止の原因となるが、心房細動の直接の合併症ではない。
- 3. 脳出血は脳実質内の血管が破綻して出血する疾患であり、高血圧が主な原因である。心房細動の直接的な合併症ではない。
- 4. 正解。心房細動では心房が細かく不規則に震えるため、心房内で血液のうっ滞や乱流が生じ、血栓が形成されやすくなる。この血栓が血流に乗って脳血管に詰まることで、心原性脳塞栓症(脳梗塞)を引き起こす主要な原因となる。
国試ポイント
心房細動といえば「血栓塞栓症(脳梗塞)」のキーワードを必ず結びつけて記憶すること。試験では不整脈の種類とその重大な合併症の組み合わせが問われやすい。
覚え方
心房細動 ⇄ 血液うっ滞 ⇄ 心原性脳塞栓症(脳に飛ぶ)
対になる知識
心房細動は心房内での無秩序な電気興奮により心房の収縮・ポンプ機能が失われる不整脈である。血流の淀みから心房内に血栓が形成されやすく、それが剥離して脳血管を閉塞することで心原性脳塞栓症(脳梗塞)を引き起こす。
関連知識
心房細動の診断には12誘導心電図が不可欠であり、P波の消失と不規則なf波の出現が特徴である。血栓塞栓症を予防するため、抗凝固療法の導入が管理の極めて重要な柱となる。