月経前症候群(PMS)について正しい記述はどれか。
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正解は4番
解説
過多月経では1回の月経血量が多くなるため、体内の鉄分が慢性的に失われ、鉄欠乏性貧血を引き起こす代表的な原因となる。月経異常に伴う身体的影響として確実に押さえておくべき病態である。
選択肢ごとの解説
- 1. 月経前症候群(PMS)の症状は、月経周期の黄体期に出現し、月経開始とともに軽減または消失するのが特徴である(月経期間中に悪化するわけではない)。
- 2. 授乳は高プロラクチン血症を引き起こし、排卵抑制を通じて続発性無月経の原因とはなるが、過多月経の原因にはならない。
- 3. 原発性無月経の定義は、通例15歳になっても初経が来ない状態、あるいは第二性徴の発現がなく13歳までに初経が来ない状態を指す(一般に18歳ではない)。
- 4. 正解。過多月経では1回の月経血量が多くなるため、体内の鉄分が慢性的に失われ、鉄欠乏性貧血を引き起こす代表的な原因となる。月経異常に伴う身体的影響として確実に押さえておくべき病態である。
国試ポイント
PMSの症状が出現する時期(黄体期)と消失するタイミング(月経開始時)、および各月経異常(過多月経と貧血の関連など)の定義の正確さが問われる。
覚え方
PMSは来ル前(黄体期=来る前)に症状が出て、月経が来ると消える
対になる知識
授乳期における高プロラクチン血症は続発性無月経の原因となり、逆に子宮筋腫や子宮内膜ポリープなどに起因する過多月経は、慢性的な出血による鉄欠乏性貧血を引き起こす代表的な要因となる。
関連知識
月経前不快気分障害(PMDD)は月経前症候群(PMS)の重症型であり、精神症状が強く表れる。これらは視床下部-下垂体-卵巣系ホルモンの変動と脳内神経伝達物質の相互作用が深く関与している。