乳児の股関節開排制限や股関節脱臼の診察において、脱臼を誘発する検査はどれか。
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正解は2番
解説
バロー徴候は、乳児の股関節脱臼の診察において、屈曲した股関節を内転させながら後方に圧力を加えて大腿骨頭を寛骨臼から脱臼させる手技(検査)であり、先天性股関節脱臼の早期発見に用いられる。
選択肢ごとの解説
- 1. パトリックテストは股関節の変形や病変を評価するためのテストであり、主に成人などで用いられる。
- 2. 正解。バロー徴候は、乳児の股関節脱臼の診察において、屈曲した股関節を内転させながら後方に圧力を加えて大腿骨頭を寛骨臼から脱臼させる手技(検査)であり、先天性股関節脱臼の早期発見に用いられる。
- 3. ラックマン徴候は膝関節の前十字靭帯損傷を評価するためのテストであり、股関節の評価には用いない。
- 4. オルトラニ徴候は、股関節を開排させながら脱臼した大腿骨頭を臼蓋に整復する際のクリック音(カックンという感触)をみる検査である(整復の検査)。
国試ポイント
バロー徴候(脱臼を誘発する)とオルトラニ徴候(整復する)の違いを正確に区別して覚えることが国家試験の定番。
覚え方
バロー(Barlow)は「ばる(脱臼させる)」、オルトラニ(Ortolani)は「おさめる(整復する)」。
対になる知識
乳児の股関節脱臼の徒手検査として、脱臼を誘発する手技であるバロー徴候に対し、いったん脱臼している大腿骨頭を外転操作によって再び寛骨臼内に整復してクリック音を確認する手技はオルトラニ徴候と呼ばれる。
関連知識
乳児股関節脱臼の診察では、大腿皮膚溝の非対称性(視診)やガレアッチ徴候(アリス徴候:膝の高さの左右差)も重要である。初期診断にはX線よりも超音波検査が有用である。