子宮筋腫の増殖を促進するホルモンはどれか。
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正解は4番
解説
子宮筋腫は子宮平滑筋から発生する良性腫瘍であり、女性ホルモンであるエストロゲンによって増殖が促進されるエストロゲン依存性疾患である。そのため、性成熟期に大きくなり、閉経後は分泌低下に伴い縮小する。
選択肢ごとの解説
- 1. アルドステロンは副腎皮質ホルモン(鉱質コルチコイド)であり、水分・電解質代謝に関与するもので子宮筋腫とは無関係である。
- 2. インスリンは糖代謝を調節するホルモンであり、子宮筋腫の増殖を直接促進するエストロゲン依存性疾患の主要因ではない。
- 3. バソプレシンは抗利尿ホルモンであり、子宮筋腫の病態や増殖に関与するホルモンではない。
- 4. 正解。子宮筋腫は子宮平滑筋から発生する良性腫瘍であり、女性ホルモンであるエストロゲンによって増殖が促進されるエストロゲン依存性疾患である。そのため、性成熟期に大きくなり、閉経後は分泌低下に伴い縮小する。
国試ポイント
子宮筋腫と子宮内膜症はともに「エストロゲン依存性疾患」であり、閉経によって縮小・軽快するという点が国家試験の重要ポイントである。
覚え方
女性ホルモンで育つ筋腫=エストロゲン依存性
対になる知識
女性ホルモン依存性疾患の代表例として、子宮平滑筋から発生する良性腫瘍である「子宮筋腫」や、子宮内膜組織が子宮体部外で増殖する「子宮内膜症」が挙げられる。これらは卵巣から分泌されるエストロゲンによって増殖が促進されるため、エストロゲン分泌が低下する閉経期を迎えると自然に縮小・改善する傾向がある。
関連知識
子宮筋腫は婦人科領域で最も頻度の高い良性腫瘍の一つであり、発生部位(粘膜下筋腫、筋層内筋腫、漿膜下筋腫)によって症状が異なる。過多月経、月経困難症、下腹部痛、不正性器出血などが主な臨床症状であり、貧血を合併することも多い。治療にはGnRHアゴニストなどのホルモン療法や、症状や年齢に応じた外科的切除術が選択される。