透熱灸に用いる艾について正しいのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
透熱灸に用いる艾は、皮膚に直接置いて燃焼させるため、燃焼効率が高く、刺激が穏やかで、かつ肌への負担を最小限に抑える必要があります。この目的のためには、艾の主成分であるヨモギの葉から不純物を取り除き、精油成分を多く含む白い部分(艾絨)を使用することが重要です。精油成分が多いと、燃焼がスムーズで、熱伝導が効率的になります。
選択肢ごとの解説
- 1. 透熱灸に用いる艾は、不純物(夾雑物)が極力取り除かれた、精製度の高いものが適しています。夾雑物が多いと燃焼が不安定になり、火傷や刺激過剰の原因となるため不適切です。 正しくは:夾雑物が少ない。
- 2. 透熱灸に用いる艾は、燃焼後の灰分が少ないほど良質とされます。灰分が多いと燃え残りが多くなり、熱刺激の質が低下し、施術部位に残って不快感を与えることがあります。 正しくは:灰分が少ない。
- 3. 正解。透熱灸に用いる艾は、精油成分(特にシネオールなど)を多く含むことで、燃焼性が良好で、温熱効果が高く、かつ刺激が穏やかになります。精油成分は、艾の香りや薬効にも関与します。
- 4. 透熱灸に用いる上質な艾は、精製度が高く、夾雑物が少ないため、色は淡い黄色から白色をしています。黒褐色は、不純物が多い、または酸化が進んでいる粗悪な艾の特徴です。 正しくは:淡黄色または白色である。
国試ポイント
艾の種類と特性、特に透熱灸に用いられる艾の特徴を理解すること。
混同注意
透熱灸に用いられる艾と、知熱灸や打膿灸など他の灸法に用いられる艾の特性の違い。特に、粗悪な艾と良質な艾の区別。
次に同じ論点が出たら
透熱灸に用いられる艾の物理的・化学的特性が、その刺激の質と安全性にどのように寄与するかを問う問題が出題された場合、精製度と精油成分の含有量を判断基準とする。
覚え方
透熱灸に用いられる艾の物理的・化学的特性が、その刺激の質と安全性にどのように寄与するかを問う問題が出題された場合、精製度と精油成分の含有量を判断基準とする。
対になる知識
透熱灸に用いられる艾と、知熱灸や打膿灸など他の灸法に用いられる艾の特性の違い。特に、粗悪な艾と良質な艾の区別。
関連知識
艾の製造工程(揉捻、篩過)、艾の等級(上質艾、中質艾、粗艾)、艾の薬効成分(シネオール、ツヨンなど)、灸の種類と適応、禁忌。