全身性疾患はどれか。
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出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は4番
解説
アミロイドーシスは、全身の様々な臓器に異常なアミロイド線維が沈着することにより機能障害を引き起こす全身性疾患である。心臓、腎臓、消化管、神経など多臓器にわたって影響を及ぼす。
選択肢ごとの解説
- 1. 白内障は眼の水晶体が混濁する疾患であり、基本的に眼に限局した局所性疾患である。 正しくは:眼の局所性疾患である。
- 2. 橋本病(慢性甲状腺炎)は甲状腺の自己免疫疾患であり、主な病変は甲状腺に限定される。甲状腺ホルモン異常による全身症状は起こるが、病変自体は局所性である。 正しくは:甲状腺の局所性疾患である。
- 3. グッドパスチャー症候群は、腎臓の糸球体基底膜と肺胞基底膜に対する自己抗体によって、急速進行性糸球体腎炎と肺出血を来す疾患であり、多臓器にわたるが全身性というよりは特定の臓器群の病変である。 正しくは:腎臓と肺に特異的な自己免疫性疾患である。
- 4. 正解。アミロイドーシスは全身の様々な臓器にアミロイド線維が沈着し、多臓器に機能障害を引き起こすため全身性疾患である。
国試ポイント
アミロイドーシスが全身性疾患であり、特定の臓器だけでなく広範囲に影響を与えることを理解する。また、各疾患の病態と局所性/全身性の区別を覚える。
混同注意
アミロイドーシスは「アミロイドが沈着する病気」という点で概念が混同しやすいが、その影響が全身に及ぶかどうかが重要。グッドパスチャー症候群のような自己免疫疾患も全身性の炎症反応を示すことがあるが、アミロイドーシスは沈着が主病態。
次に同じ論点が出たら
今後同様の問題が出た場合は、疾患の病態が特定の臓器に限局しているか、全身の複数の臓器に影響を及ぼす可能性のある病態かを判断する。
覚え方
今後同様の問題が出た場合は、疾患の病態が特定の臓器に限局しているか、全身の複数の臓器に影響を及ぼす可能性のある病態かを判断する。
対になる知識
アミロイドーシスは「アミロイドが沈着する病気」という点で概念が混同しやすいが、その影響が全身に及ぶかどうかが重要。グッドパスチャー症候群のような自己免疫疾患も全身性の炎症反応を示すことがあるが、アミロイドーシスは沈着が主病態。
関連知識
アミロイドーシスにはALアミロイドーシス(原発性)、AAアミロイドーシス(続発性)、ATTRアミロイドーシスなど複数の病型がある。それぞれの病型で沈着する前駆蛋白が異なり、臓器障害のパターンも異なる。診断には生検によるアミロイド沈着の確認とコンゴーレッド染色が重要。