疾病

病理学

はじめに

疾病とは、心身に何らかの異常が生じた健康状態のことを指します。国際生活機能分類(ICF)においては、生活機能そのものの構成要素とは区別される概念として扱われます。東洋医学では、健康と疾病を二元的に捉えず連続した状態とみなします。

何を指すか

疾病は、身体や精神に生じた異常や障害の状態全般を指し、WHOによる国際生活機能分類(ICF)では「健康状態」の一部に位置づけられています。東洋医学の領域においては、健康の対極にある状態としてだけでなく、未病と呼ばれる前段階からの連続性の中に位置づけられます。

病態と機序

東洋医学においては、心身全体や自然環境との調和が失われることで未病から発病へと至ると考えられます。人体を一つの有機体として機能する総合的な存在と捉える整体観が基本にあり、精神と肉体の不離を表す心身一如や、自然と人体を相応させる天人合一思想と深く結びついています。

分類と所見

国際生活機能分類において、疾病は健康状態に含まれ、心身機能・身体構造、活動、参加といった生活機能の直接的な構成要素とは区別されます。また、背景因子として環境因子と個人因子が存在します。東洋医学では、病気になる前の段階や軽微な異常である未病という概念が存在します。

国家試験のポイント

国際生活機能分類における生活機能の構成要素に疾病が含まれない点や、心身機能・身体構造、活動、参加との区別が国家試験で問われます。さらに、東洋医学における未病や整体観などの基本思想の定義や、発病を防ぐ治未病の考え方も問われます。

間違えやすいところ

国際生活機能分類の生活機能の直接的な構成要素と、健康状態である疾病を混同しやすいので注意が必要です。また、東洋医学の未病を発病後の段階と誤認しないよう、健康と疾病を連続したものと捉える視点との区別を確実に押さえることが求められます。

疾病が問われる国家試験問題(3問)

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