東洋医学における「未病」の概念を説明するのはどれか。
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正解は3番
解説
「未病」とは、健康と疾病を二元的に捉えず連続した状態とし、まさに病気になる前の段階や軽微な異常の段階を指す。この時期に適切な養生や治療を行って発病を防ぐ「治未病」の思想の基礎となる。
選択肢ごとの解説
- 1. 人体を分割できない一つの有機体として捉える観点は「整体観」の説明である。本問の未病とは概念が異なる。
- 2. 心と体が一体不可分であるとする概念は「心身一如」の説明である。本問の未病とは概念が異なる。
- 3. 正解。「未病」とは、健康と疾病を二元的に捉えず連続した状態とし、まさに病気になる前の段階や軽微な異常の段階を指す。この時期に適切な養生や治療を行って発病を防ぐ「治未病」の思想の基礎となる。
- 4. 人体と自然界が相応しているという概念は「天人合一思想」の説明である。本問の未病とは概念が異なる。
国試ポイント
東洋医学の基本思想(整体観、天人合一思想、心身一如、未病など)の定義を区別して問う問題。それぞれのキーワードの意味を確実に押さえる。
覚え方
「未だ病まず」と書き、病気になる手前の段階でケアするのが未病。
対になる知識
整体観は人体を一つの有機体とする考え方、天人合一思想は自然と人体を相応させる考え方、心身一如は精神と肉体の不離を表す。これに対し未病は発病前の予防的段階を指し、治療の原則として重要視される。
関連知識
「治未病(病む前に治す)」は『黄帝内経』に由来する東洋医学の予防医学的アプローチの核心であり、現代の鍼灸治療や養生法においても病気の進行を防ぐための重要な指針として深く受け継がれている。