運動により減少することが期待されるのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
運動を継続的に行うことで、血管内皮機能が改善し、血管が拡張しやすくなります。これにより、末梢血管の抵抗が減少し、心臓への負担軽減や血圧の低下に寄与します。これは特に高血圧患者において顕著な効果です。
選択肢ごとの解説
- 1. 運動時は心拍出量が増加します。長期的な運動トレーニングにより、安静時の心拍出量は変化しないか、心機能効率化によりやや減少することもありますが、減少が期待される項目として一般的ではありません。 正しくは:運動時は心拍出量が増加する。
- 2. 最大酸素摂取量は運動トレーニングにより増加することが期待されます。身体がより多くの酸素を取り込み、利用する能力が高まるためです。 正しくは:最大酸素摂取量は増加することが期待される。
- 3. 正解。運動の継続により血管拡張能が改善し、全身の末梢血管抵抗が減少します。これは血圧低下や心臓負荷軽減に繋がり、特に高血圧の改善に有効です。
- 4. 運動はインスリン感受性を向上させます。筋肉が糖を取り込みやすくなり、インスリンの作用効率が高まるため、糖尿病の予防や改善に有効です。 正しくは:インスリン感受性は増加することが期待される。
国試ポイント
運動の生理学的効果、特に循環器系と代謝系への影響を理解することが重要です。運動は長期的に末梢血管抵抗を減少させ、インスリン感受性を向上させます。
混同注意
急性的な運動時の変化と、長期的な運動トレーニングによる適応性変化を混同しないように注意が必要です。急性運動時は心拍出量が増加しますが、トレーニングにより安静時の心拍出量に対する抵抗は減少します。
次に同じ論点が出たら
運動が心血管系に与える影響、特に抵抗性血管への効果を問われた場合は、長期的な運動適応として「末梢血管抵抗の減少」と「最大酸素摂取量の増加」をセットで判断する。
覚え方
運動が心血管系に与える影響、特に抵抗性血管への効果を問われた場合は、長期的な運動適応として「末梢血管抵抗の減少」と「最大酸素摂取量の増加」をセットで判断する。
対になる知識
急性的な運動時の変化と、長期的な運動トレーニングによる適応性変化を混同しないように注意が必要です。急性運動時は心拍出量が増加しますが、トレーニングにより安静時の心拍出量に対する抵抗は減少します。
関連知識
運動の長期効果としては、心拍数減少、血圧低下、最大酸素摂取量増加、脂質プロファイル改善、骨密度増加などがあります。特に有酸素運動は心血管系への好影響が大きいです。