病気の解説

エイズ

別名:後天性免疫不全症候群

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受診の目安

エイズでは、感染初期には発熱や発疹、喉の痛み、リンパ節の腫れなどが現れることがあります。こうした症状が続く・繰り返す・だんだん強くなるときや、不安があるときは、感染症内科を受診してください。市販薬などで改善しないときも相談の目安です。

基本

概要

エイズは、HIV感染症の末期を指す言い方です。HIVは逆転写酵素を使って自分の遺伝情報を体の細胞のDNAに組み込むレトロウイルスの一種です。感染が進むと日和見感染症やがんが起こりやすくなり、重篤な状態になることがあります。

主な症状

感染初期には発熱や発疹、喉の痛み、リンパ節の腫れなどが現れることがあります。多くの場合、初期症状は短く、次に軽い症状のない期間が続くことがあります。

検査と診断

検査

HIVの検査には、ウイルス自体を調べる検査と、血中の抗体・抗原を組み合わせて調べる検査があります。急性期には抗体が十分に出るまで時間がかかることがあるため、p24抗原の検査も併用します。検査は秘密が守られ、無料で受けられることもあります。

診断

HIV感染の診断には、検査結果と医師の問診・身体診察を総合して判断します。リンパ節の腫れや口内の白斑などの徴候も確認します。

治療

治療

治療には抗レトロウイルス薬が用いられます。日和見感染症の予防薬や症状を軽減する薬が併用されることもあります。治療を受けることで病気の進行を抑え、感染している人の生活の質を保つことを目指します。治療を始めると血液中のウイルス量が減ることが多いですが、完全に排除することはできません。生涯の服薬が必要になることがあります。

経過と生活

合併症

エイズと診断されると、日和見感染症やがんが現れやすくなります。肺の感染症、脳の症状、腎臓や心臓の機能に関わる症状など、さまざまな臓器の問題が起こることがあります。

予防

HIVを完全に予防する方法として特定のワクチンは現在ありません。性行為や注射器の共用を避けること、コンドームの使用、清潔な注射針の使用などが予防の基本です。

経過・予後

初期症状が治まると、2~15年程度は無症状または軽い症状のみになる期間が続くことがあります。期間中にはリンパ節の腫れや口の中の白い斑点、下痢、疲労感、発熱などがみられることがあります。

経過・予後

治療を受けて血中のウイルス量を抑え、CD4細胞数を回復させられれば、生活を送るうえでの制約は少なくなります。適切な治療を受ける人はエイズの合併症を起こすリスクが低くなるとされていますが、治療を受けない場合は病気や死亡のリスクが高くなることがあります。

その他

初期症状

感染してから1~4週間の間に出ることがある症状として、発熱や発疹、のどの痛み、リンパ節の腫れ、疲労などが挙げられます。症状は3~14日程度続くことがあります。

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出典

参考: MSD Manuals 家庭版(日本語)(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)

この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。