病気の解説
ファロー(Fallot)四徴症
受診の目安
ファロー(Fallot)四徴症では、心雑音は、心臓の異常な血流によって生じ、特に胸の左側で聞こえることが多いです。症状が強くなる・日常生活に支障が出る・経過や治療に不安があるときは、循環器内科に相談してください。通院中の方は自己判断で治療を中断しないでください。
基本
概要
ファロー四徴症は、心臓に関する先天的な疾患で、主に4つの特徴的な異常が見られます。これらは、心室中隔欠損(VSD)、肺動脈狭窄(PS)、大動脈騎乗、そして右室肥大です。この疾患は、心室中隔の一部が異常に発達することによって引き起こされ、肺への血流が制限されるため、低酸素状態が生じることがあります。治療が行われない場合、生命に関わるリスクが高まります。
主な症状
ファロー四徴症の主な症状には、チアノーゼ(皮膚や唇が青紫色になること)、心雑音、低酸素発作があります。チアノーゼは、心臓から肺への血流が不足することで起こり、発症時期は個人によって異なります。心雑音は、心臓の異常な血流によって生じ、特に胸の左側で聞こえることが多いです。低酸素発作は、強いチアノーゼや過呼吸、失神などを伴い、特に生後2~3ヶ月の乳児に多く見られます。
治療
治療
ファロー四徴症の治療には、内科的および外科的な方法があります。内科的治療では、肺血流が動脈管に依存している場合にプロスタグランジンE1を使用し、低酸素発作が起こった際には酸素投与や鎮静などが行われます。外科的治療には、心内修復術があり、これによりチアノーゼや心不全を改善することが目指されます。手術は通常、心臓が拍動している状態で行われます。
経過と生活
経過・予後
ファロー四徴症の予後は、治療の有無によって大きく異なります。外科治療を行わない場合、1年生存率は約75%、3年生存率は約60%、10年生存率は約30%とされています。一方、手術を受けた場合の長期予後は良好で、術後30年の生存率は約98%と報告されています。しかし、手術後も肺動脈弁の問題や心機能の低下が生じることがあり、再手術が必要になることもあります。
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出典
参考: 小児慢性特定疾病情報センター(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。