病気の解説

中東呼吸器症候群(MERS)

まず相談する診療科感染症内科
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受診の目安

  • アラビア半島やその周辺から帰国して14日以内に、発熱、せき、息切れなどが出たときは、医療機関(内科・感染症内科など)に相談してください。
  • 現地で医療機関を訪れた、ラクダに触れた・未加熱のラクダ乳や肉をとった、発熱や呼吸器症状のある人と近くで接した、といった心当たりがあれば、必ず渡航歴と一緒に伝えてください。
  • MERSの患者さんと接触したあとに同様の症状が出た場合も同じです。
  • 高齢の人や、糖尿病・心臓病・肺の病気・腎臓病などの持病がある人は重症化しやすいとされています。早めに相談しましょう。

症状だけで病名を見分けることはできません。気になる症状があれば自己判断せず、医療機関で診察を受けてください。

出典:CDC: About MERS、WHO: Middle East respiratory syndrome coronavirus (MERS-CoV) fact sheet

基本

概要

中東呼吸器症候群(MERS)は、中東呼吸器症候群コロナウイルス(MERS-CoV)を病原体とする重い呼吸器の感染症です。主な感染経路は自然の宿主であるヒトコブラクダとの接触、コブラクダの未加熱肉や未殺菌乳の摂取、そして患者との接触です。発熱や咳、息切れなどの症状が現れ、重症化すると肺炎が速く進行し、場合によっては多臓器不全や敗血症性ショックを伴い死亡することがあります。

主な症状

潜伏期間はおよそ2~14日で、通常は5日程度とされています。主な症状は発熱、咳、息切れなどです。重症化すると肺炎へと進むことがあります。

原因

原因はMERSコロナウイルスです。自然宿主はヒトコブラクダとされます。

リスク因子

感染経路としてヒトコブラクダとの接触やコブラクダ製品の摂取、患者との接触が挙げられています。

経過と生活

合併症

重症化すると肺炎に進行し、多臓器不全や敗血症性ショックを伴うことがあります。

予防

流行地域でヒトコブラクダとの接触を避けること、ラクダの未加熱肉・未殺菌乳の摂取を避けること、患者との接触を避けることが推奨されています。手洗いや咳エチケットなども有効とされています。承認されたワクチンはありません。

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出典

参考: JIHS(旧NIID)(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
受診の目安の出典:CDC: About MERS / WHO: Middle East respiratory syndrome coronavirus (MERS-CoV) fact sheet(2026-10-13 確認)

この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。