病気の解説

乳房肥大症

まず相談する診療科産婦人科
この解説の項目6項目

受診の目安

乳房肥大症では、腫瘍など病的な要因が背景にある場合には頭痛や視点の異常といった付随症状がみられることもあります。症状が強くなる・日常生活に支障が出る・経過や治療に不安があるときは、産婦人科に相談してください。通院中の方は自己判断で治療を中断しないでください。

基本

概要

乳房肥大症とは乳房が大きくなる状態のことを指します。新生児期や思春期の女性では生理的に大きくなることがあり、必ずしも病気ではありません。ただし、思春期より早く起きる場合や男性で乳房が肥大する場合には、背景にある病気を探ることがあります。

主な症状

新生児期の乳房肥大は母親からのホルモンの影響で起こり得ます。思春期の女性では生理的な反応として乳房が大きくなることもありますが、それ以外の状況で大きくなると病的な要因を疑います。思春期の男性でも時に肥大しますが、病的な原因が隠れていることがあるため注意が必要です。腫瘍など病的な要因が背景にある場合には頭痛や視点の異常といった付随症状がみられることもあります。

原因

乳房肥大の原因には女性ホルモンのバランスの乱れが関わります。脳下垂体腫瘍や卵巣腫瘍、精已腫瘍、甲状腺腫瘍、副腎腫瘍、肺がんなどがあるとホルモンのバランスが崩れ乳房肥大を生じることがあります。肝機能障害が強い場合にもみられることがあります。薬剤が原因となって生じることもあり、抗結核薬や降圧剤、利尿薬などが関連することが指摘されています。

検査と診断

診断

乳房肥大の原因を探るには、基礎疾患の有無や薬剤の服用状況を確認します。必要に応じて血液検査でホルモンバランスや肝機能を評価し、頭部MRIや胸部のレントゲン、尿検査などを組み合わせて診断します。

治療

治療

原因疾患に応じて治療を検討します。脳下垂体腫瘍が原因なら手術やホルモン治療が考えられます。腫瘍性病変が原因なら手術や化学療法、放射線療法が適切な場面があります。薬剤が原因の場合は薬剤の中止や変更を検討します。生理的な肥大であれば必ずしも治療を要さないこともありますが、年齢や随伴症状を見ながら適切に判断します。

産婦人科で扱うほかの病気

出典

参考: Medical Note(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)

この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。