病気の解説

乳管内乳頭腫

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受診の目安

  • 乳頭から、血が混じった・ピンク色・透明な分泌物が出るとき。とくに片方の乳房だけから、しぼってもいないのに出るとき
  • 乳頭の近くに小さなしこりを触れるとき
  • 乳房の一部に痛みや違和感が続くとき
  • 分泌物が月経の周期をまたいで続くとき
  • 分泌物とともに、赤み・腫れ・膿など感染を思わせる変化があるとき(この場合は早めの受診が勧められます)

相談先は乳腺外科(乳腺科)です。乳頭からの分泌物は良性の原因によることが多いものの、乳がんでも同じような症状が出ることがあり、症状だけで原因を判断することはできません(MSDマニュアル家庭版)。乳房に変化を感じたら、早めに診てもらうことが勧められます(Cleveland Clinic)。

基本

乳管内乳頭腫とは

乳管内乳頭腫は、母乳の通り道である乳管の内側にできる良性の腫瘍です(MSDマニュアル家庭版)(Cleveland Clinic)。乳頭から分泌物が出る原因として最も多いものの一つで、しこりがないのに血の混じった分泌物が出る場合にとくによくみられるとされます(MSDマニュアル家庭版)。がんではありませんが、まれに細胞の性質に変化を伴うことがあるため、きちんと調べることが大切です(Cleveland Clinic)。

主な症状

  • 乳頭からの分泌物:片方の乳頭から、透明または血の混じった分泌物が出ることが多いとされます(MSDマニュアル家庭版)(Cleveland Clinic)。
  • しこり:乳頭の裏側や近くに小さなしこりを触れることがあり、痛むことも痛まないこともあります(Cleveland Clinic)。
  • 痛み・違和感:乳房の一か所に痛みや不快感を覚えることがあります(Cleveland Clinic)。

症状がまったくなく、乳がん検診などの画像検査で偶然見つかることも少なくありません(Cleveland Clinic)。

原因・なりやすい要因

はっきりした原因はわかっていません(Cleveland Clinic)。生涯で女性ホルモン(エストロゲン)にさらされる期間が長いことや、乳がん・良性の乳腺の病気の家族歴が、なりやすさに関係する可能性が指摘されています(Cleveland Clinic)。閉経前後の年代で見つかることが多く、乳頭腫が複数できる人は比較的若い傾向があるとされます(Cleveland Clinic)。

検査と診断

診断

多くの場合、最初に超音波検査を行い、その結果に応じてマンモグラフィーやMRI、乳管に造影剤を入れて撮影する乳管造影などが追加されます(MSDマニュアル家庭版)。分泌物に含まれる細胞を顕微鏡で調べることもあります(MSDマニュアル家庭版)。画像だけでは乳頭腫と確定できないため、組織の一部を採って調べる生検で診断されます(Cleveland Clinic)。

治療

治療

  • 経過をみる:小さく、症状がなく、生検で細胞の異常がない単発の乳頭腫は、画像検査で定期的に確認しながら様子をみることがあります(Cleveland Clinic)。
  • 取り除く:症状がある、生検で性質の変化を伴う細胞が見つかった、複数できている、といった場合には切除が検討されます(Cleveland Clinic)。分泌物の原因となっている乳管を切除する方法は、局所麻酔で入院せずに行えることがあります(MSDマニュアル家庭版)。

どの方法がよいかは、大きさや数、検査結果などによって異なるため、担当医とよく相談して決めます(Cleveland Clinic)。

経過と生活

経過

乳管内乳頭腫そのものはがんではありません(Cleveland Clinic)。一方で、複数の乳頭腫がある人は、将来の乳がんのリスクがわずかに高まるとされ、検診をより頻繁に受けるよう勧められることがあります(Cleveland Clinic)。性質の変化を伴う細胞があっても、取り除くことでがんへの進行を防げるとされます(Cleveland Clinic)。

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出典

MSDマニュアル家庭版「乳頭からの分泌物」 / Cleveland Clinic「Intraductal Papilloma」
内容の確認日:2026-10-13(次回確認予定 2027-04-13)。複数の公的情報源の事実をもとに medimichi が独自にまとめています。

この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。