病気の解説
低カリウム血症
別名:低K血症
受診の目安
低カリウム血症では、濃度がさらに下がると、筋力の低下や筋肉のけいれん、ひきつり、場合によっては麻痺が生じることがあります。症状が強くなる・日常生活に支障が出る・経過や治療に不安があるときは、内分泌・代謝内科に相談してください。通院中の方は自己判断で治療を中断しないでください。
基本
概要
低カリウム血症は、血液中のカリウムの量が通常より少なくなる状態です。原因としては、吐き気や 下痢、下剤の過剰使用などで消化管からカリウムが失われること、利尿薬の使用による排出、アルドステロンの過剰などが挙げられます。ときにはインスリンやサルブタモール、テルブタリンなどが血液中のカリウムを細胞内へ移動させて一時的に低下させることもあります。低マグネシウム血症と併発することもあります。食事ではカリウムを多く含む豆類や緑の葉野菜、ジャガイモ、魚、バナナなどがあり、摂取が非常に少ない状態が続くことは少ないとされています。
主な症状
血液中のカリウム濃度が少しだけ低い場合は症状が出ないことがあります。濃度がさらに下がると、筋力の低下や筋肉のけいれん、ひきつり、場合によっては麻痺が生じることがあります。心臓の病気がある人やジゴキシンなどの薬を使っている人では、低いカリウム濃度で不整脈が起こることがあるとされています。長く続くと腎臓の問題を招くこともあり、頻尿や多くの水分を摂取する状態につながることがあります。
検査と診断
診断
診断は血液中のカリウム濃度を測定し、心電図検査を行うことが多いです。必要に応じて尿中のカリウム量を測ることもあります。原因を探るため、症状や使用している薬剤などを確認します。カリウム濃度が低下していれば不整脈のリスクも考えられるため、心電図で状態をチェックします。
治療
治療
治療にはカリウムを含む食品の摂取やサプリメントで補う方法があります。サプリメントは1回に多量を摂るより1日数回に分けて少量ずつ摂ると、消化管への刺激が少なくなります。状況が緊急な場合やカリウム濃度が非常に低い場合には、静脈からカリウムを投与することがあります。利尿薬を使っている人は、医師が血中カリウム濃度を定期的に測り、薬の使い方を調整します。特定の病気が原因の場合には、それを治療することが大切です。
経過と生活
予防
カリウムを多く含む食事を意識することが、低カリウム血症の予防につながります。薬の使用が原因の場合には、医師の指示に従い定期的な血液検査でカリウム濃度を管理します。
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出典
参考: MSD Manuals 家庭版(日本語)(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。