病気の解説
大腸憩室症
別名:憩室炎
受診の目安
大腸憩室症は自覚症状が乏しく、血液検査や健康診断で気づかれることが多い病気です。検査の異常を指摘された・数値が気になるとき、体調の変化が続くときは、消化器内科に相談してください。すでに治療中の方は自己判断で中断しないでください。
基本
概要
大腸憩室症は、大腸の壁に小さな袋(憩室)ができる状態です。多くの患者は無症状で、時々便秘が見られることがありますが、約20%の患者は炎症や出血などの合併症が起こることがあります。これにより、腹痛や出血といった症状が現れることがあります。
主な症状
大腸憩室症の患者の約80%は無症状で、時折便秘が見られます。しかし、約20%の患者では、炎症や出血が原因で腹痛や出血が起こることがあります。また、腹部の膨満感や便秘、下痢、直腸からの粘液の排出といった非特異的な消化管症状も見られることがあります。
検査と診断
診断
大腸憩室症は、通常、大腸内視鏡検査やCT検査などで偶然に発見されることが多いです。特に、痛みを伴わない下血がある場合、高齢者や憩室症の既往がある患者では、憩室症による出血が疑われます。
治療
治療
無症候性の大腸憩室症は、特に治療を必要とせず、経過観察が行われます。症状がある場合は、特異的な症状に応じた管理が行われます。また、憩室出血があった場合は、下部消化管出血と同様の治療が行われます。食事に関しては、ナッツや種子類、トウモロコシ、ポップコーンの摂取を避ける必要はなく、繊維の摂取が推奨されることがありますが、その効果には限界があります。
経過と生活
合併症
大腸憩室症には合併症があり、特に喫煙者や肥満者、HIV感染者、NSAIDを使用している人、がん化学療法を受けている人に多く見られます。合併症は約15~20%の患者に発生し、憩室炎や憩室出血、Segmental colitis associated with diverticular disease(SCAD)などがあります。
大腸憩室症と関係する症状
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出典
参考: MSDマニュアルプロフェッショナル版(日本語)(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。