病気の解説

捻挫

別名:ねん挫、挫き

まず相談する診療科整形外科
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受診の目安

  • ケガをした足に体重をかけられない、関節をふつうに動かせないとき
  • 関節の形が明らかにおかしい、腫れや内出血(あざ)が強いとき
  • 急に強い痛みが出た、力がひどく入らないとき

こうした重いケガは医療機関で診てもらうことが勧められています(米国国立関節炎・筋骨格・皮膚疾患研究所)。相談先は整形外科です。

見た目や痛みの強さだけでは、捻挫か骨折かを判断できません。捻挫は、X線(レントゲン)検査で骨折や脱臼がないことを確かめたうえで診断されます。また、痛みを感じにくい靭帯もあるため、「あまり痛くないから大丈夫」と考えず、最初に正確な診断を受けておくことが大切とされます(日本整形外科学会)。

基本

捻挫とは

捻挫は、関節に無理な力が加わって起こるケガのうち、骨折や脱臼を除いたものを指します(日本整形外科学会)。骨と骨をつなぐ靭帯が伸びたり切れたりするのが代表的で(MedlinePlus)、腱や関節の軟骨、半月板などが傷つくこともあります(日本整形外科学会)。足首、ひざ、手首に起こりやすいとされます(米国国立関節炎・筋骨格・皮膚疾患研究所)。

主な症状

  • ケガをした関節の痛みと腫れ(日本整形外科学会)
  • 内出血(あざ)、関節を動かしにくい(MedlinePlus)
  • ケガの瞬間に「ブチッ」「ポン」とした感じがすることがある(MedlinePlus)

痛みの強さは傷の程度とおおむね対応しますが、痛みが少ないのに靭帯が傷ついていることもあります(日本整形外科学会)。

原因・なりやすい要因

転ぶ、ひねる、ぶつかるなどして、関節が本来の位置からずれるような力がかかると起こります(MedlinePlus)(米国国立関節炎・筋骨格・皮膚疾患研究所)。足首では、ジャンプの着地で足をひねる、でこぼこした道を歩く、着地で人の足を踏む、といった場面が典型的です。方向転換の多いスポーツでは起こりやすいとされます(米国国立関節炎・筋骨格・皮膚疾患研究所)。

体の使い方の癖、練習のしすぎ、以前のケガ、体の硬さ、足に合わない靴なども、ケガをしやすくする要因に挙げられています(米国国立関節炎・筋骨格・皮膚疾患研究所)。

検査と診断

診断

どんな状況でケガをしたか(直接ぶつけたのか、着地などでひねったのか、どの向きにひねったのか)をくわしく聞き、押したときや関節に力を加えたときに痛む場所、靭帯がゆるんでいないかを調べます。X線検査で骨折などがないかを確かめ、必要に応じてMRIも使われます(日本整形外科学会)。

治療

治療

  • ケガの直後:安静にする、冷やす、包帯などで圧迫する、患部を心臓より高く上げる、といった処置が基本です(米国国立関節炎・筋骨格・皮膚疾患研究所)(MedlinePlus)。痛み止めが使われることもあります(MedlinePlus)。
  • 重い場合:装具や副子(添え木)、ギプスが使われることがあり、場合によっては手術が必要になります(米国国立関節炎・筋骨格・皮膚疾患研究所)。日本では、長期間のギプス固定はほとんど行われなくなり、手術でもしなくても、早い時期から動かし始める方法が中心になっているとされます(日本整形外科学会)。
  • リハビリテーション:運動療法などで関節の動きや筋力を取り戻します(MedlinePlus)。

日常生活の注意・セルフケア

動かし始める時期や運動の内容は、医療機関の指示を最優先にしてください。

  • 痛みが軽いからと無理を続けると、関節の中の傷が進み、積み重なると将来、関節が変形する「変形性関節症」につながることがあるとされます(日本整形外科学会)。
  • 日常生活に困らなくなっても、すぐに元のレベルのスポーツに戻ると再びケガをする危険があります。落ちた運動機能を取り戻すリハビリテーションを経てから復帰することが勧められています(日本整形外科学会)(米国国立関節炎・筋骨格・皮膚疾患研究所)。

経過と生活

予防

人とぶつかるなど、外から直接力が加わるケガは防ぎにくい面があります。一方、着地や方向転換でひねるケガは、正しい体の使い方や着地・切り返しの練習である程度防げると考えられています(日本整形外科学会)。運動の強さを少しずつ上げる、練習しすぎない、足に合った靴や用具を使う、体の柔軟性を保つ、といった工夫も勧められています(米国国立関節炎・筋骨格・皮膚疾患研究所)。

経過

多くの捻挫では、ケガのあと1〜2か月ほどで強い痛みが取れ、日常生活に支障がなくなるとされます。ただし、その後もスポーツなどで負担がかかると、痛みや腫れ、ぐらつく感じが出やすいことがあります(日本整形外科学会)。

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出典

日本整形外科学会「捻挫」 / 米国国立関節炎・筋骨格・皮膚疾患研究所(NIAMS)「Sprains and Strains」 / MedlinePlus「Sprains and Strains」
内容の確認日:2026-10-13(次回確認予定 2027-04-13)。複数の公的情報源の事実をもとに medimichi が独自にまとめています。

この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。