病気の解説

有棘細胞がん

別名:有棘細胞癌

まず相談する診療科がん治療科(腫瘍内科・外科)
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受診の目安

有棘細胞がんでは、腫瘍が成長すると少し盛り上がって硬くなり、表面がいぼのようになることもあります。症状が強い・急に悪化する・なかなか治らないときは、早めにがん治療科(腫瘍内科・外科)を受診してください。気になるときは放置せず相談してください。

基本

概要

有棘細胞がんは、皮膚表面のがんです。初めは表面が赤くなり、鱗屑(うろこ状のくず)やかさぶたができ、腫瘍が成長すると盛り上がって硬くなることがあります。日光があたる面に治癒しない潰瘍が見られることがあり、外観はさまざまです。写真には、表面に鱗屑やかさぶたができた盛り上がったがんが写っていることがあります。

主な症状

初期には皮膚が赤くなり、表面に鱗屑(うろこ状のくず)やかさぶたが生じます。腫瘍が成長すると少し盛り上がって硬くなり、表面がいぼのようになることもあります。やがて、がんの部分が開口部のある潰瘍になることもあります。

検査と診断

診断

有棘細胞がんが疑われる場合は、生検を行います。皮膚から少量の組織を採取し、顕微鏡で調べて診断を確定します。

治療

治療

治療には、腫瘍の部分を削り取って電気針で焼き切る方法や、外科的切除、凍結手術、皮膚に薬を塗ってからレーザー照射する方法、放射線療法などがあります。再発や大きい腫瘍ではモース顕微鏡手術が必要になることもあります。手術の後に放射線療法を行うこともあります。転移が1カ所または数カ所の場合は放射線療法、広範囲では化学療法薬が使われることがあります。手術を受けられない場合や大きい腫瘍が他の部位に広がっている場合には、PD-1阻害薬といった免疫療法が用いられることがあります。

経過と生活

予防

日光にさらされることで起こるとされるため、日光を避ける、日光を遮る衣類を着る、日焼け止めを適切に使用するなどの対策が推奨されています。日焼け止めは SPF30以上で、2時間おきの塗り直しや汗をかいた後の再塗布が必要です。

経過・予後

早期に十分に切除された小さな腫瘍では予後は良好で、治療が有効であることが多いとされています。転移が起こることがあり、転移の有無や部位・広がりによって生存率に影響します。耳や唇の近く、瘢痕部、神経の周囲など転移しやすいとされる部位の腫瘍は注意が必要です。総じて、治療前に転移があるかどうかで見通しが異なります。

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出典

参考: MSD Manuals 家庭版(日本語)(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)

この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。