病気の解説

気管支嚢胞

まず相談する診療科呼吸器内科
この解説の項目7項目

受診の目安

気管支嚢胞では、幼児や小児では呼吸器の症状が強く出ることがあり、時に死亡することもあります。こうした症状が続く・繰り返す・だんだん強くなるときや、不安があるときは、呼吸器内科を受診してください。市販薬などで改善しないときも相談の目安です。

基本

概要

気管支嚢胞は、胎児のころの気管や気管支の発育がうまくいかず、嚢胞ができる先天性の病気です。成人では多くが自覚症状なく、胸の画像検査で見つかることが多いです。嚢胞が縦隔にできて大きくなると気道を圧迫して呼吸困難を起こすことがあります。嚢胞の中に感染が起きると発熱、咳や膿性痰、胸痛が現れることがあります。診断には主に画像検査が使われます。治療の基本は嚢胞の切除手術です。喫煙は感染や症状を悪化させることがあるため、禁煙が重要とされています。

主な症状

幼児や小児では呼吸器の症状が強く出ることがあり、時に死亡することもあります。成人では無症状で見つかることが多いですが、嚢胞が感染すると発熱や咳、膿性痰、胸痛、喀血などがみられ、縦隔の嚢胞が大きくなると気道が狭くなり呼吸が苦しくなることがあります。

原因

胎児の時点で気管や気管支の発達に異常があり、嚢胞が縦隔や肺内に形成されます。肺内にできた嚢胞は下葉に多くみられ、嚢胞内部には気管支腺分泌物や出血成分、カルシウムを含む粘調な内容物を含むことがあります。

病態

肺内の嚢胞はしばしば気管支とつながり、内部に感染を起こすことがあります。成人では無症候のことが多く、嚢胞の大きさや場所によって症状が変わります。

検査と診断

診断

診断の主な方法は胸部X線、胸部CT、胸部MRIなどの画像検査です。これらの検査で嚢胞の存在を確認します。

治療

治療

治療は基本的に嚢胞を外科的に切除することです。小さくて無症状の嚢胞は経過観察されることもありますが、嚢胞が大きくなったり炎症を起こしたりすると周囲の組織と癒着して手術が難しくなることがあります。嚢胞内の感染には抗生物質が使われます。喫煙は感染や症状を悪化させることがあるため、禁煙が重要です。

呼吸器内科で扱うほかの病気

出典

参考: Medical Note(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)

この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。