病気の解説

水俣病

別名:有機水銀病、水俣メチル水銀中毒症、水俣病を描いた作品、水俣病訴訟

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受診の目安

水俣病では、海産物を食べることによって体内に蓄積したメチル水銀が影響し、手足のしびれや言語障害などの神経系の症状としてみられることがあります。症状が強くなる・日常生活に支障が出る・経過や治療に不安があるときは、脳神経内科に相談してください。通院中の方は自己判断で治療を中断しないでください。

基本

概要

水俣病は、熊本県水俈市の沿岸地域と新潟県の川沿岸で起こった、公害としての環境汚染が原因の病気です。戦後の高度経済成長期における環境への配慮不足の生産活動が背景とされ、公式に認定された時期は地域ごとに異なります。原因となるのはメチル水銀で、工場の排水に含まれていた水銀化合物が海産物へと蓄積し、これを食べた人に神経系の症状を引き起こしました。水俣病の認定人数は地域によっても異なり、実際には公的な認定以外にも影響を受けた人が多いと考えられています。

主な症状

水俣病は海産物を食べることによって体内に蓄積したメチル水銀が影響し、手足のしびれや言語障害などの神経系の症状としてみられることがあります。発症の程度は摂取量や体質、破壊された神経細胞の部位などで異なるとされ、同じ家族でも症状が違うことがあります。胎児にも影響が出ることがあり、妊娠中の摂取が原因となる場合があります。

検査と診断

診断

水俣病の診断は、曝露歴の有無や四肢の感覚障害・運動の異常・平衡機能の障害・視野の異常・歩行障害・発音障害・精神障害などの症状を総合的に評価して判断されます。症状は幅広い病気でみられるため、専門家が総合的に検討します。場合によっては曝露が明らかでなくても水俣病と判断されることがあります。

治療

治療

水俣病では、メチル水銀によって破壊された神経細胞は再生しないと考えられているため、症状を和らげる薬による緩和療法や、機能の回復・維持を目的とした理学療法・作業療法が行われます。治療の目的は、現在の症状をできるだけ緩やかに保つことです。

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国家試験での出題

医療系の国家試験で、この病気に関係して出題された過去問です(学生・受験生向け)。

出典

参考: Medical Note(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)

この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。