病気の解説

狂犬病

別名:ハイドロフォビア、恐水病、恐水症、狂犬

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緊急性の高い症状

  • 流行地で動物にかまれた・ひっかかれた(症状がなくても)

傷口をすぐに石けんと水で洗い、急いで医療機関を受診してください。発症してからでは助からない病気で、かまれた後のワクチンはできるだけ早く始める必要があります(CDC)(厚生労働省)。

出典:厚生労働省「狂犬病」、CDC「About Rabies」

当てはまるときは、ためらわず 119 または救急外来へ。

受診の目安

狂犬病は、感染した動物にかまれたりひっかかれたりして、唾液中のウイルスが体に入ることで起こります。発症するとほぼ確実に亡くなり、発症後に有効な治療法はありません(厚生労働省)(CDC)。そのため、症状が出る前の対応が大切です。

  • 海外などで犬やコウモリなどの動物にかまれた・ひっかかれたときは、すぐに傷口を石けんと水でよく洗い、できるだけ早く医療機関を受診してください(CDC)。
  • かまれたあとのワクチン接種(曝露後予防)は、できるだけ早く始める必要があります(CDC)(厚生労働省)。帰国後の場合も、海外で動物にかまれたことを必ず伝えてください。
  • 動物との接触が多い流行地へ行く予定があるときは、渡航前のワクチン接種について医療機関に相談してください(厚生労働省)。

市販薬で様子を見る病気ではありません。症状だけで病名は判断できないため、自己判断せず受診してください。

出典:厚生労働省「狂犬病」、米国疾病予防管理センター(CDC)「About Rabies」

基本

概要

狂犬病は、ウイルスに感染した動物の唾液が傷口から体内に入ることで人に伝わります。野生動物や家畜の体内にウイルスが存在し、コウモリをはじめとする哺乳類から人へ感染します。米国では犬の感染は予防接種により減っていますが、野生動物からの感染が主な源になることがあります。潜伏期間は咬まれた場所などにより幅があり、発症すると死亡する病気です。

主な症状

咬傷部が痛んだりしびれたりすることがあります。コウモリに咬まれても必ずしも症状が現れないことがあります。ウイルスが脳や脊髄に到達してから数十日程度で現れ、熱感や頭痛、倦怠感などが初期に見られることがあります。次第に興奮や錯乱、幻覚、唾液の増加などが起こり、嚥下や発話、呼吸をつかさどる筋肉のけいれんが生じることがあります。水を飲もうとするとけいれんが誘発されることがあり、恐水病と呼ばれることもあります。最終的には昏睡に至り、死に至ることがあります。

検査と診断

診断

診断では、皮膚のサンプル(首の皮膚生検)や唾液、髄液を調べます。ウイルスの有無を確認するためにPCR検査を行うことがよくあります。時間をあけてサンプルを繰り返し調べることがあります。コウモリとの接触歴や動物に咬まれた記録がある場合は疑いが高まります。

治療

治療

発症後には効果的な治療法はなく、症状の緩和を中心としたケアになります。発症するとほぼ死に至ると言われますが、まれに長期間生存する例もあります。

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出典

参考: MSD Manuals 家庭版(日本語)(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
受診の目安の出典:厚生労働省「狂犬病」 / CDC「About Rabies」(2026-10-13 確認)

この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。