病気の解説
癜風
受診の目安
癜風では、体幹や首、腹部、場合によっては顔に現れる、鱗屑を伴う淡い黄褐色などの斑です。こうした症状が続く・繰り返す・だんだん強くなるときや、不安があるときは、皮膚科を受診してください。市販薬などで改善しないときも相談の目安です。
基本
概要
癜風は、体幹や首、腹部などに淡い黄褐色や褐色、サーモン色、白色の斑が多数現れる病気です。斑は大きくなることがあり、日焼けをしないため夏には周りの皮膚と比べて目立つことがあります。もともと肌の色が濃い人には薄い斑が、肌の色が薄い人には色の濃い斑や薄い斑が現れることがあります。通常はこれ以外の症状は起きません。写真には斑が写っている例も紹介されています。
主な症状
癜風の主な特徴は、体幹や首、腹部、場合によっては顔に現れる、鱗屑を伴う淡い黄褐色などの斑です。斑が融合して大きくなることもあります。日焼けを起こさないため、夏には周囲の皮膚との差が目立つことがあります。もともとの肌の色に応じて斑の見え方が異なることがあります。通常は、それ以外の症状は起きません。
検査と診断
診断
診断は、医師の皮膚の診察に加えて、皮膚の擦過物を顕微鏡で観察して真菌(酵母)を確認することで行います。
治療
治療
治療には外用の抗真菌薬が使われることがあります。高濃度の硫化セレンシャンプーを頭皮を含む患部に1日10分塗って洗い流す方法を1週間、あるいは週1回24時間塗って洗い流す方法を1カ月続けると効果が期待されます。その他、ケトコナゾールを1日1回外用、ピリチオン亜鉛を含む石けんを使う入浴、チオ硫酸ナトリウム/サリチル酸を含むシャンプーを1日1回外用する方法などもあります。感染が広範囲の場合や再発を繰り返す場合には、フルコナゾールなどの内服薬を使うことがあります。再発を防ぐためには、衛生管理の徹底とピリチオン亜鉛を含む石けんの定期的な使用、または他の外用薬の月1回の使用を推奨する医師もいます。
経過と生活
経過・予後
感染の症状がなくなってからも、感染部位の皮膚が元の色に戻るまで数カ月から数年かかることがあります。真菌は通常時も皮膚に潜んでいるため、治療後も再発しやすいとされています。
皮膚科で扱うほかの病気
出典
参考: MSD Manuals 家庭版(日本語)(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。