病気の解説
神経膠腫
別名:グリオーマ、退形成性星細胞腫
受診の目安
神経膠腫では、脳腫瘍に関連する症状は、発作、言語障害、体の弱さや感覚の変化、頭痛などが一般的です。こうした症状が続く・繰り返す・だんだん強くなるときや、不安があるときは、脳神経内科を受診してください。
基本
概要
神経膠腫は、脳腫瘍の一種で、グリア幹細胞や前駆細胞から発生します。腫瘍は主に脳にでき、場所によって症状は異なります。脳腫瘍は治療として、神経外科的介入、放射線療法、化学療法を組み合わせて行われることがあります。腫瘍は4つのグレードに分けられ、数字が大きいほど進行した状態です。診断と分類には、腫瘍細胞の遺伝子変異の情報も使われます。時間とともに腫瘍は進行します。
主な症状
脳腫瘍に関連する症状は、発作、言語障害、体の弱さや感覚の変化、頭痛などが一般的です。これらは腫瘍と周囲の脳を取り巻く液体の圧迫の結果として現れることがあります。歩行障害、疲労、めまい、視覚の変化、嘔吐、排尿の変化、認知機能の低下、性格の変化、うつ病や不安、記憶障害などの症状も起こる可能性があります。悪性腫瘍では深部静脈血栓症と肺塞栓症の関連があることがあるとされています。年齢や腫瘍のタイプにより、生存率も異なると説明されています。
病態
脳腫瘍は、遺伝子変異によって制御されない細胞成長を生み出します。変異した遺伝子は腫瘍抑制、 DNA 修復、細胞成長の調節などに関与します。特定の遺伝子変異として、TP53、PTEN、ATRX、TERT、BRAF、IDH などが挙げられます。脳腫瘍は時間とともに進行します。
検査と診断
診断
診断には、詳しい病歴と身体・神経学的検査が必要です。新たな発作や急激な認知機能の低下、他の神経症状がある場合は追加の検査が考えられます。 MRI が初期評価として選ばれることが多く、最終的な診断と治療計画は、腫瘍組織の一部を顕微鏡で分析した後に決まります。さらに、影響を受けた細胞の DNA を調べることで、サブタイプに関連する遺伝子変異の有無を確認します。
治療
治療
脳腫瘍の治療には、神経外科手術による腫瘍の可能な限り安全な切除が含まれます。手術後は病理学者が腫瘍を顕微鏡で調べ、特性評価を行います。腫瘍のタイプ、大きさ、位置、患者さんの状況に応じて治療方針が決まります。完全切除が難しい場合や手術に適さない場合には、術後に化学療法と放射線療法が行われることがあります。化学療法の例としてテモゾロミドやロムスチンが挙げられます。治療には放射線腫瘍学者や医療腫瘍学者、神経腫瘍学者の連携が重要です。
経過と生活
予防
放射線曝露は環境リスク因子として言及されています。
経過・予後
脳腫瘍は時間が経つにつれて進行すると説明されています。腫瘍の存在は画像診断で疑われ、最終的な治療計画は組織の分析後に決定されます。
脳神経内科で扱うほかの病気
国家試験での出題
医療系の国家試験で、この病気に関係して出題された過去問です(学生・受験生向け)。
出典
参考: NORD Rare Disease Database(英語の信頼できる医療情報源を、意味を変えない検証済みの翻訳で再構成)
この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。