病気の解説
筋萎縮性側索硬化症
別名:ALS、ゲーリッグ病、ルーゲーリッグ病、ルー・ゲーリック病
受診の目安
筋萎縮性側索硬化症では、足・口・のどの筋肉の力が入りにくくなることや筋肉のけいれん、体重の減少、強い疲れを感じることもあります。症状が強くなる・日常生活に支障が出る・経過や治療に不安があるときは、脳神経内科に相談してください。通院中の方は自己判断で治療を中断しないでください。
基本
概要
筋萎縮性側索硬化症(ALS)は、運動神経にかかわる病気のひとつで、筋肉を動かす神経が少しずつはたらかなくなるため、筋肉が弱くなりかたくなる病気です。ルー・ゲーリッグ病と呼ばれることもあり、進行はとても遅くなることがあります。最後には歩くことや話すこと、飲み込みが難しくなることがあります。飲み込みが難しくなると栄養を取る方法について考える場面が出てきます。呼吸の筋肉にも影響が出ると、人工呼吸器などの支援を検討することがあります。
主な症状
初期には手の動きがぎこちなくなったり、力が入りにくくなることがあります。足・口・のどの筋肉の力が入りにくくなることや筋肉のけいれん、体重の減少、強い疲れを感じることもあります。顔の表情をつくるのが難しくなり、飲み込みづらくなると液体がつかえるようになったりよだれが出ることがあります。自分の声が変わって聞こえることもあります。使われていない筋肉は細くてかたくなることがあります。
治療
治療
ALSなどの運動ニューロン疾患を治す治療法はありません。医師は次の方法で症状を支えます。関節をやわらかく保つよう理学療法、筋肉のやせをおくらせるためのリハビリ、飲み込みのサポートとして胃への栄養チューブなど、食事の場面を工夫します。筋肉のけいれんを抑える薬や感情の爆発や抑うつの対処に役立つ薬、よだれ対策の薬、痛み止め、そして筋力が落ちて自力で呼吸が難しくなる場合の対応も含まれます。
脳神経内科で扱うほかの病気
国家試験での出題
医療系の国家試験で、この病気に関係して出題された過去問です(学生・受験生向け)。
出典
参考: MSD Manuals 家庭版(日本語)(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。