病気の解説
肺サルコイドーシス
受診の目安
肺サルコイドーシスでは、人により異なり、痛みや発熱などの症状が生じることもあります。症状が強くなる・日常生活に支障が出る・経過や治療に不安があるときは、呼吸器内科に相談してください。通院中の方は自己判断で治療を中断しないでください。
基本
概要
肺にできる炎症性疾患で、肉芽腫ができることが特徴です。多くは進行せず、軽い症状で収まることもありますが、部位や年齢・性別などにより症状はさまざまです。
主な症状
症状は人により異なり、痛みや発熱などの症状が生じることもあります。息切れや胸痛、関節痛、発熱などがある場合もあります。なお、症状がほとんどない場合もあります。
検査と診断
診断
診断は、胸部画像検査や生検などを組み合わせて行います。影響を受けた臓器の組織を顕微鏡で観察し、炎症や肉芽腫があるかを確認します。気管支鏡下の針生検は肺に病変がある場合に高い精度です。肝生検は決定的でない場合が多く、他の臓器からのサンプルでの検査も行われます。結核との鑑別にはツベルクリン検査などが用いられることがあります。
治療
治療
治療は必ずしも必要ではありません。痛みや発熱などを抑えるため非ステロイド系抗炎症薬を使うことがあります。呼吸が悪化したり症状が強い場合にはコルチコステロイドを使うことがあります。コルチコステロイドは炎症を抑え、症状を緩和することがありますが、肺の瘢痕化を完全に防ぐとは限りません。血液中のカルシウム濃度が高い場合には対処が必要になることもあります。
経過と生活
経過・予後
肺のサルコイドーシスでは、約2/3の人で自然に改善したり治癒することが多いとされています。リンパ節の腫大や肺の炎症があっても、数カ月から数年で消えることがあります。一部は経過が慢性化・進行することがあります。再発することもありますし、眼や呼吸器など他の器官の病変により機能障害が生じる人もいます。まれですが死亡に至ることもあります。
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出典
参考: MSD Manuals 家庭版(日本語)(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。