病気の解説

脳動静脈奇形

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緊急性の高い症状

  • 原因のわからない突然の激しい頭痛、顔・腕・足の片側の急なしびれや脱力、急に言葉が出ない・話が理解できない、急な見え方の異常、急なめまい・ふらつき・歩けないといった症状は、脳出血(脳卒中)のおそれがあります。すぐに救急車(119)を呼んでください。

当てはまるときは、ためらわず 119 または救急外来へ。

受診の目安

脳動静脈奇形は、脳の動脈と静脈が毛細血管を通らずに直接つながっている血管の異常です。多くは目立った症状がありませんが、血管が破れて脳出血を起こすことがあり、けいれん発作や頭痛などをきっかけに見つかることもあります。症状だけで病名は判断できず、診断にはMRI・CT・脳血管撮影などの画像検査が必要です。

  • 受診の目安:けいれん発作があった、繰り返す頭痛、見え方の異常、手足の力が入りにくい、言葉が出にくいといった症状があるときは、医療機関(脳神経外科・脳神経内科)を受診してください。

  • 診断を受けている人:出血の危険について担当医と相談し、継続して経過をみてもらうことが大切です。

出典:MedlinePlus「Arteriovenous Malformations」、CDC「Signs and Symptoms of Stroke」

基本

概要

脳動静脈奇形は、脳の血管のつくりが Normally どおり毛細血管を介さず、動脈と静脈が直接つながる先天性の病気です。血管の壁が弱く、破裂しやすいことがあります。発生場所や大きさによって、てんかん発作や認知機能の変化をきたすこともあります。診断は脳の画像検査で行われ、治療には手術や放射線治療などが選択肢として挙げられます。

主な症状

約40~80%の人で、脳動静脈奇形が破裂してくも膜下出血や脳出血を起こすことがあります。出血の多くは静脈性出血で、動脈瘤の破裂より重症度が軽いこともありますが、出血量が多いと重症になることがあります。小さい脳動静脈奇形の方が出血しやすいといわれています。けいれん発作を起こす人もおり、全身けいれんを伴う発作もあります。

病態

毛細血管がないため、動脈血が高い圧力のまま静脈へ流れ込み、非常に速い血流が異常な血管の塊を大きくすることがあります。正常な血液の交換が滞り、脳の働きに影響を与えることもあります。

検査と診断

診断

診断には脳の画像検査が使われ、CTやMRI、MRA、CT血管造影、デジタルサブトラクション血管造影などが挙げられます。造影剤を使う検査により、異常血管の塊や太く拡張した静脈が観察されます。

治療

治療

治療の主な目的は出血を予防することです。治療には、顕微鏡下手術、定位放射線手術、血管内塞栓術、これらの併用、または治療せず経過観察を選ぶこともあります。出血リスクが高い場合には治療を検討します。

使われる薬

けいれん発作が主症状の場合には発作を抑える薬が用いられますが、脳動静脈奇形を治療する薬はありません。

経過と生活

経過・予後

初回出血時の死亡リスクや再出血の危険性などが示唆されていますが、ここには具体的な数値の新規推定は記載されていません。治療は個々の状況により検討されます。

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出典

参考: MSD Manuals 家庭版(日本語)(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
受診の目安の出典:NINDS「Arteriovenous Malformations (AVMs)」 / MedlinePlus「Arteriovenous Malformations」 / CDC「Signs and Symptoms of Stroke」(2026-10-13 確認)

この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。