病気の解説
腸回転異常症
受診の目安
腸回転異常症では、現れた場合は突然の嘔吐、下痢、腸の閉塞による腹痛や腹部の膨満がみられることがあります。症状が強くなる・日常生活に支障が出る・経過や治療に不安があるときは、消化器内科に相談してください。通院中の方は自己判断で治療を中断しないでください。
基本
概要
腸回転異常症は、胎児のときに腸がお腹の中で正しく回転・位置づけされない先天的な状態です。合併症として命にかかわることもあります。
主な症状
症状は乳児期・幼児期・成人期に現れることがあります。症状がない人もいます。現れた場合は突然の嘔吐、下痢、腸の閉塞による腹痛や腹部の膨満がみられることがあります。腸の中央部への血流が捻転で完全に遮断されると激しい痛みと嘔吐が起こり、胆汁の入った緑色の嘔吐が見られることがあります。胆汁の嘔吐があればすぐに医師の診察を受ける必要があります。
検査と診断
検査
診断には腹部X線検査が行われることが多いです。バリウムX線検査(下部消化管造影検査や上部消化管造影検査)や超音波検査、CT検査が併用されることもあります。バリウムがX線画像上で白く写ることで消化管の輪郭が分かり、腸の位置が正常かどうかを判断できる可能性があります。腹部超音波検査やCT検査でも診断を助けることがあります。
治療
治療
腸捻転を伴う腸回転異常症は緊急手術が必要となる場合があります。脱水を防ぐための静脈からの水分補給と合わせて、緊急手術を数時間以内に開始します。腸捻転を伴わない場合の治療もあり得ますが、症状の有無や医師の判断により手術を行うことがあります。
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出典
参考: 腸回転異常症 - 23. 小児の健康上の問題 - MSDマニュアル家庭版(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。