病気の解説
血の道症
別名:血の道
受診の目安
血の道症では、気の不調に関連する症状として、不安、あせり、冷えやのぼせ、動悸、怒りっぽさ、抑うつ、月経周期による気分の変化などが挙げられます。症状が強くなる・日常生活に支障が出る・経過や治療に不安があるときは、産婦人科に相談してください。通院中の方は自己判断で治療を中断しないでください。
基本
概要
“血の道症”は漢方医学で使われる言葉で、月経、妊娠、出産、産後、更年期など、女性のホルモンサイクルに関わるさまざまな病態を含む概念です。西洋医学でいう月経前症候群(PMS)や更年期障害など、器質的な異常を伴わないことが多いと考えられています。思春期から閉経に至るまでの広い期間に現れるとされ、ライフイベントなどのストレスが影響し症状が出やすいと示唆されています。症状はほてり、動悸、腰痛、頭痛、月経異常、不眠、不安など多岐にわたり、複数の症状が同時に現れることがあるとされています。
主な症状
気の不調に関連する症状として、不安、あせり、冷えやのぼせ、動悸、怒りっぽさ、抑うつ、月経周期による気分の変化などが挙げられます。これらは血の道症として説明されることがあります。
原因
血の道症の主な原因として、漢方医学では気・血・水の巡りが乱れること、特に血の巡りが悪くなる“瘀血”が関係していると考えられています。西洋医学で言われるPMSや更年期障害、マタニティブルーズ、PMDD、産褥うつ病なども、ホルモンの変動や社会的ストレス、体質の影響が関係すると考えられています。これらの病気は原因がそれぞれ異なるとされます。
検査と診断
診断
漢方的な診断として四診を用います。望診(顔色や姿勢などを観察)、聞診(声の様子を聴く)、問診(自覚症状・生活、月経の状況などを聞く)、切診(体に触れて状態を観察)の4つの方法で“気・血・水”や証を判断します。西洋医学的には内診、子宮がん検診、超音波検査などで器質的疾患の有無を確認し、血液検査で女性ホルモン値を測ることもあるとされています。
治療
治療
治療には漢方医学的な治療と西洋医学的な治療があります。漢方薬は“気・血・水”や“証”に基づいて処方されます。西洋医学的にはホルモン剤による治療が行われることがあります。更年期障害が疑われる場合にはエストロゲン補充療法が選択されることがあると示されています。血の道症は精神症状を伴うことが多いため、抗不安薬や抗うつ薬が用いられることもあります。
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出典
参考: Medical Note(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。