病気の解説
骨髄異形成症候群
別名:不応性貧血
受診の目安
骨髄異形成症候群では、貧血の症状として疲れやだるさを感じることが多く、白血球の減少で感染時に熱が出ることもあります。症状が強くなる・日常生活に支障が出る・経過や治療に不安があるときは、血液内科に相談してください。通院中の方は自己判断で治療を中断しないでください。
基本
概要
骨髄異形成症候群は、貧血の症状が現れやすく、全身の疲れや脱力感として感じられることがあります。白血球が減ると感染で発熱が出ることがあり、血小板が減るとあざができやすくなったり出血しやすくなることがあります。
主な症状
貧血の症状として疲れやだるさを感じることが多く、白血球の減少で感染時に熱が出ることもあります。血小板の減少であざができやすくなったり、止まりにくい出血が起こることがあります。
検査と診断
診断
原因不明の貧血が続くと骨髄異形成症候群が疑われることがあり、診断には血液検査と骨髄検査、そして分子生物学的な検査が行われることがあります。遺伝子や染色体の異常を調べる検査が実施される場合もあります。
治療
治療
治療には化学療法が用いられることがあり、場合によって造血幹細胞移植が行われることがあります。治療の一部として、症状の緩和や生存率の改善が期待される薬剤が使われることがあります。なお、幹細胞移植は根治的な治療とされ、通常は若い患者に対して実施されることがあります。
経過と生活
合併症
合併症には赤血球の輸血が必要になる場合があり、特定の染色体異常に対して機能する薬剤が輸血の回数を減らすことがあります。血小板が少なくて出血が止まらない場合には血小板輸血が行われることがあります。感染予防のために顆粒球コロニー刺激因子の注射や、エリスロポエチン・トロンボポエチンといったタンパク質の投与が有効な場合があります。
経過・予後
骨髄異形成症候群は急性白血病へ移行することがあり、進行は数カ月から数年の範囲で緩やかに進むことがあるとされています。移行の割合としては10~30%の患者で急性骨髄性白血病へ移行する可能性があるとされています。
血液内科で扱うほかの病気
国家試験での出題
医療系の国家試験で、この病気に関係して出題された過去問です(学生・受験生向け)。
出典
参考: MSD Manuals 家庭版(日本語)(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。