病気の解説
22q11.2欠失症候群
受診の目安
22q11.2欠失症候群では、特に、無酸素発作が起こることがあり、これは啼泣や発熱、脱水時、哺乳や入浴後に見られることがあります。症状が強くなる・日常生活に支障が出る・経過や治療に不安があるときは、小児科に相談してください。通院中の方は自己判断で治療を中断しないでください。
基本
概要
22q11.2欠失症候群は、ディジョージ症候群や円錐動脈幹異常顔貌症候群、口蓋帆・心臓・顔症候群などとも呼ばれる病気です。この病気は、22番染色体の微細な欠失が原因で発生します。症状は多岐にわたり、特に心臓や顔の形に影響を及ぼすことがあります。
主な症状
22q11.2欠失症候群の主な症状には、出生時のチアノーゼ(皮膚が青紫色になること)や、ファロー四徴症と呼ばれる心臓の異常が含まれます。特に、無酸素発作が起こることがあり、これは啼泣や発熱、脱水時、哺乳や入浴後に見られることがあります。発作中は全身がチアノーゼになり、呼吸困難や意識喪失、全身のけいれんが起こることもあります。
原因
この症候群は、22番染色体の微細な欠失が原因で発生します。この欠失は顕微鏡では発見できないほど小さいもので、遺伝的な要因が関与しています。症状の一部は、心臓の構造的な異常に関連しており、特にファロー四徴症が見られることが多いです。
検査と診断
検査
22q11.2欠失症候群の確定診断には、血液検査が必要です。この検査では、22番染色体の微細な欠失を確認します。診断を受けた後は、遺伝に関する相談を主治医や遺伝カウンセラーに行うことが推奨されます。
治療
治療
ファロー四徴症に対する治療は、通常1歳前後で心内修復術を行うことが一般的です。この手術では、心室中隔欠損の閉鎖や右室流出路の形成が行われます。手術のタイミングや方法は、患者の状態に応じて異なるため、主治医とよく相談することが重要です。
小児科で扱うほかの病気
出典
参考: 22q11.2欠失症候群(指定難病203) – 難病情報センター(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。