病気の解説
T細胞リンパ腫・NK細胞リンパ腫
受診の目安
T細胞リンパ腫・NK細胞リンパ腫では、首や脇の下、足の付け根などに痛みのない腫れやしこりが現れることがあります。こうした症状が続く・繰り返す・だんだん強くなるときや、不安があるときは、血液内科を受診してください。
基本
概要
T細胞リンパ腫・NK細胞リンパ腫は、悪性リンパ腫の一種で、白血球の中のリンパ球ががん化する病気です。リンパ球にはTリンパ球とNKリンパ球があり、これらが関与しています。この病気は進行の速さによって、インドレント(年単位)、アグレッシブ(月単位)、高度アグレッシブ(週単位)に分類されます。主な種類には、末梢性T細胞リンパ腫や節外性NK/T細胞リンパ腫・鼻型などがあります。
主な症状
T細胞リンパ腫・NK細胞リンパ腫の症状には、首や脇の下、足の付け根などに痛みのない腫れやしこりが現れることがあります。また、発熱や体重減少、大量の寝汗(盗汗)などの「B症状」が見られることもあります。腫れやしこりが大きくなると、気道や血管、脊髄などの臓器が圧迫され、気道閉塞や血流障害、麻痺などの緊急の症状が出ることがあります。末梢性T細胞リンパ腫ではかゆみや皮膚の発疹が、節外性NK/T細胞リンパ腫・鼻型では鼻の詰まりや鼻水、鼻血が見られることがあります。
検査と診断
検査
T細胞リンパ腫・NK細胞リンパ腫の診断には、生検が行われます。生検では腫れているリンパ節などから組織を取り、顕微鏡で調べます。また、病気の広がりを調べるためにCTやPET-CTなどの画像検査、骨髄検査も行われることがあります。骨髄検査は、局所麻酔を行った後に腰の骨に針を刺して骨髄組織を採取する検査です。
治療
治療
末梢性T細胞リンパ腫の治療には、病型に応じて分子標的薬や細胞障害性抗がん薬を用いた薬物療法が行われます。場合によっては放射線治療も追加されることがあります。節外性NK/T細胞リンパ腫・鼻型では、放射線治療と細胞障害性抗がん薬を同時に使用したり、多剤併用療法が行われることもあります。また、造血幹細胞移植が選択肢となることもあります。
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出典
参考: 国立がん研究センター がん情報サービス(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。