病気の解説

WPW症候群

別名:ウォルフ・パーキンソン・ホワイト症候群

まず相談する診療科循環器内科
この解説の項目6項目

受診の目安

WPW症候群では、めまいなどといった症状を経験することがあり得ます。症状が強くなる・日常生活に支障が出る・経過や治療に不安があるときは、循環器内科に相談してください。通院中の方は自己判断で治療を中断しないでください。

基本

概要

ウルフ・パーキンソン・ホワイト症候群は、心臓の電気の伝わり方に関係する異常が起きる状態です。正常な心臓のリズムは、房室結節を通って心房から心室へ伝わる電気インパルスによって整えられますが、この病気では追加の副経路があるため、心臓の電気信号の動きが乱れ、異常な速さの心拍が生じることがあります。副経路の存在は、心臓の電気信号を房室結節を介さずに伝えることがあり、これがめまいや心拍の変化の原因になることがあります。

主な症状

この病気は、頻脈や心拍の変化を感じることがあると説明されています。めまいなどといった症状を経験することがあり得ます。

原因

原因はほとんどが不明とされています。まれにPRKAG2遺伝子の変異が関係することがあり、その変異を持つ人では心筋の特徴やグリコーゲンの蓄積と関連する変化が見られることがあります。遺伝子の変化がAMP活性化プロ teインキナーゼの活性に影響を与える可能性が示唆されています。

病態

心臓内には房室結節という伝導系があり、正常な伝導はこの結節を通じて規則正しく行われます。副経路があることで、心房から心室への信号伝達が通常より早くなることや、心室から心房へ伝わる伝導の異常が生じる場合があります。これにより、異常な速さの心拍やリズムの変化が起こり得ます。

リスク因子

頻度として世界で1,000人に1〜3人に影響があるとされ、特定の集団で頻度が指摘されています。

循環器内科で扱うほかの病気

国家試験での出題

医療系の国家試験で、この病気に関係して出題された過去問です(学生・受験生向け)。

出典

参考: Wolff-Parkinson-White syndrome: MedlinePlus Genetics(英語の信頼できる医療情報源を、意味を変えない検証済みの翻訳で再構成)

この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。