病気の解説

エコノミークラス症候群

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緊急性の高い症状

  • 急な胸の痛み、息苦しさ(息を吸うと胸が痛む)
  • 気を失った(失神)

足の血のかたまりが肺に詰まったおそれがあり、大変危険な状態です。ただちに医療機関を受診してください(厚生労働省)(NHLBI)。

出典:厚生労働省「深部静脈血栓症/肺塞栓症(いわゆるエコノミークラス症候群)の予防Q&A」、NHLBI「Venous Thromboembolism – Symptoms」

当てはまるときは、ためらわず 119 または救急外来へ。

受診の目安

エコノミークラス症候群(深部静脈血栓症/肺塞栓症)は、長い時間足を動かさずにいることで足の奥の静脈に血のかたまりができ、それが肺の血管に詰まる危険がある状態です(厚生労働省)(NHLBI)。

  • 片方の脚(主に膝から下)が赤くはれて痛むときは、急いで医療機関を受診してください(厚生労働省)(NHLBI)。
  • 長い時間同じ姿勢でいたあと(避難生活での座りっぱなし・車中泊など)や、手術のあと、けが・骨折の治療中、妊娠中・出産直後などに上のような症状が出たときは、特に注意が必要です(厚生労働省)。

かかりつけ医や循環器内科に相談してください。症状だけで病名は判断できません。

出典:厚生労働省「深部静脈血栓症/肺塞栓症(いわゆるエコノミークラス症候群)の予防Q&A」、米国国立心肺血液研究所(NHLBI)

基本

概要

エコノミークラス症候群は、長時間の座位により血液の流れが悪くなり、深部静脈血栓症を引き起こすことがあります。特に、飛行機のエコノミークラスの座席に長時間座っていると、足の静脈に血栓ができやすくなります。血栓が肺に移動すると、肺塞栓症という危険な状態になることがあります。

主な症状

エコノミークラス症候群の症状には、脚のむくみや痛み、圧痛、熱感などがあります。血栓が無症状の場合も多く、肺塞栓症が発生すると胸の痛みや息切れが現れることがあります。

原因

エコノミークラス症候群は、静脈の内壁の損傷、血液が凝固しやすい状態、血流速度の低下が原因で発生します。長時間同じ姿勢でいることが、これらの要因を引き起こすことがあります。

リスク因子

エコノミークラス症候群のリスク要因には、長時間の飛行や座位、過去の血栓症、肥満、妊娠、がんなどが含まれます。特に、手術を受ける予定のある人や重篤な病気にかかっている人はリスクが高くなります。

経過と生活

予防

エコノミークラス症候群を予防するためには、長時間の座位を避けることが重要です。飛行機の中では、定期的に足を動かしたり、ストレッチを行ったりすることが推奨されます。また、抗凝固薬を使用することも予防策の一つです。

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出典

参考: MSD Manuals 家庭版(日本語)(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
受診の目安の出典:厚生労働省「深部静脈血栓症/肺塞栓症(いわゆるエコノミークラス症候群)の予防Q&A(一般の方々のために)」 / NHLBI「Venous Thromboembolism – Symptoms」(2026-10-13 確認)

この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。