病気の解説

ジアルジア症

じあるじあしょう

別名:ランブル鞭毛虫症

まず相談する診療科感染症内科
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受診の目安

次のようなときは、医療機関(内科・消化器内科・感染症内科など)に相談してください。

  • においの強い水っぽい下痢や脂っぽい便、おなかの張りやガス、差し込むような腹痛が続く
  • 海外旅行のあとや、井戸水・沢の水など処理されていない水を飲んだあとに下痢が始まった
  • 下痢が長引いて体重が減ってきた、水分がとれず脱水が心配
  • 家族や保育施設などで同じような下痢の人がいる

受診時は、渡航先や飲んだ水、周りに同じ症状の人がいるかを伝えると診断の手がかりになります。診断には便の検査が使われ、何回か検査することもあります。症状だけで病名は判断できません。すでに治療中の方は自己判断で中断しないでください。

出典:CDC(米国疾病予防管理センター)、MedlinePlus(米国国立医学図書館)

基本

概要

ジアルジア症は、ランブル鞭毛虫という寄生虫によって引き起こされる感染症です。感染した人は無症状であることもありますが、便中に寄生虫のシストを排出し、他の人に感染させることがあります。症状が現れるのは感染後1~2週間で、典型的な症状には腹痛、放屁、げっぷ、悪臭のある水様性下痢などがあります。場合によっては吐き気や疲労感、食欲不振も見られます。治療しないと下痢が数週間続くことがあります。

主な症状

ジアルジア症の主な症状には、差し込むような腹痛、放屁、げっぷ、悪臭のする水様性下痢があります。吐き気が一時的に起こることもあり、疲労感や漠然とした不快感を感じることがあります。また、食欲がなくなることもあります。治療を行わないと、下痢が数週間続くことがあります。

検査と診断

診断

ジアルジア症の診断は、主に便検査によって行われます。便の中に寄生虫がいるかどうかを調べるため、便を顕微鏡で観察します。また、寄生虫が放出したタンパク質やDNAを検出する方法もあります。感染が長引くと、便に寄生虫が出る周期が不規則になるため、検査を繰り返すことが必要な場合もあります。症状の原因が特定できない場合は、内視鏡を使って消化管を調べることもあります。

治療

治療

ジアルジア症の治療には、チニダゾール、メトロニダゾール、セクニダゾール、またはニタゾキサニドが用いられます。これらの薬は経口で投与され、症状がある感染者に対して使用されます。チニダゾールは1回の服用で済むため、副作用が少なくて済みます。メトロニダゾールは5~7日間の投与が必要です。治療後も乳糖不耐症や過敏性腸症候群になることがあります。

経過と生活

予防

ジアルジア症を予防するためには、公共用水の適切な処理や食べ物の衛生管理が重要です。また、トイレの後には手をよく洗うなど、個人の衛生習慣も大切です。水を煮沸することで寄生虫は死滅しますが、河川や湖の水を飲む際は注意が必要です。浄水器を使用する場合は、ジアルジアやその他の原虫のシストを除去できることが明記されているものを選ぶことが推奨されます。

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出典

参考: MSD Manuals 家庭版(日本語)(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
受診の目安の出典:CDC Symptoms of Giardia Infection / MedlinePlus Giardia Infections(2026-10-13 確認)

この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。