病気の解説

メサンギウム増殖性糸球体腎炎

まず相談する診療科腎臓内科
この解説の項目8項目

受診の目安

メサンギウム増殖性糸球体腎炎では、急性糸球体腎炎では、浮腫・尿量減少・尿の色の変化・血圧上昇などが見られることがあります。症状が強くなる・日常生活に支障が出る・経過や治療に不安があるときは、腎臓内科に相談してください。通院中の方は自己判断で治療を中断しないでください。

基本

概要

メサンギウム増殖性糸球体腎炎は、糸球体腎炎の一つで、腎臓の糸球体の内部構造が影響を受ける病気です。二次性の原因には腎臓以外の部位が侵される病気や、炎症を伴う血管炎、自己抗体関連の病気、薬剤などが含まれます。引用元は原因の多様性を挙げています。

主な症状

急性糸球体腎炎では、浮腫・尿量減少・尿の色の変化・血圧上昇などが見られることがあります。急速進行性糸球体腎炎では、筋力低下や疲労、発熱、食欲不振、吐き気、腹痛、関節痛といった初期症状が報告されます。慢性糸球体腎炎はごく軽微な症状のことが多く、長い経過の中で気づかれないことがあります。これらの症状は個人により異なるため、詳しい診断には検査が必要です。

原因

糸球体腎炎の原因は多様で、感染症(細菌・真菌・ウイルス・寄生虫)、血管炎、免疫疾患、遺伝性腎疾患、薬剤などが挙げられます。特にレンサ球菌や抗原・抗体の関与、自己抗体、補体系の評価などの検査が原因の特定に役立ちます。IgA腎症やアルポート症など、腎炎の一部として現れることもあるとされています。

検査と診断

診断

診断には血液検査・尿検査・腎生検が用いられます。尿中のタンパク質や血球、血液中の尿素やクレアチニンの増加が見られることがあります。急速進行性の場合、尿中に円柱が見られることがあります。腎生検は診断を確定し原因を探るために行われ、超音波やCTで画像を見ながら針で組織を採取します。出典はこれらの検査の役割を説明しています。

鑑別

IgA腎症は血尿とタンパク尿が続くことがあり、腎炎の診断がつくことがあります。腎炎の原因として、原発性の糸球体疾患として細線維性糸球体腎炎、IgA腎症、膜性増殖性糸球体腎炎などが挙げられ、これらの予後は病型によって異なります。

治療

治療

治療は原因疾患の治療が基本です。急速進行性糸球体腎炎には免疫機能の抑制が用いられることがあります。慢性糸球体腎炎にはACE阻害薬やARB、場合によっては利尿薬を含む薬剤の投与や塩分制限が行われることがあります。

経過と生活

経過・予後

急性糸球体腎炎は多くの場合とても良好な経過をたどることが多いですが、慢性腎臓病へ発展することもあります。急速進行性糸球体腎炎では腎機能の回復が難しい場合があり、適切な治療開始が遅れると腎不全へ進む可能性があります。患者ごとに予後は異なります。

腎臓内科で扱うほかの病気

出典

参考: MSD Manuals 家庭版(日本語)(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)

この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。