病気の解説

上腕二頭筋腱断裂

まず相談する診療科整形外科
この解説の項目4項目

受診の目安

上腕二頭筋腱断裂では、断裂の部位により肩関節付近や肘関節付近で起こり、突然の強い痛みを伴うことがあります。こうした症状が続く・繰り返す・だんだん強くなるときや、不安があるときは、整形外科を受診してください。市販薬などで改善しないときも相談の目安です。

基本

概要

上腕二頭筋腱断裂は、断裂の部位により肩関節付近や肘関節付近で起こり、突然の強い痛みを伴うことがあります。痛みは物を持ち上げたり引っ張ったりする動作で悪化することがあり、皮下出血や腫れ、筋力低下がみられることがあります。断裂した筋肉により腕に膨らみが生じることもあります(いわゆる“ポパイ様変形”)。

検査と診断

診断

診断は主に病歴と身体診察で進められ、追加で超音波検査やMRIが行われることがあります。Hook test(屈曲した肘を回外させ、外側から上腕二頭筋腱の下に指を引っ掛ける操作)で腱の断裂を示唆することがあります。遠位断裂では触知できる索状構造がなくなります。超音波検査は部分断裂や遠位断裂に対しては有用性が低い場合があり、MRIにより確定診断が得られる場合がありますが、通常はMRIは不要とされることもあります。

治療

治療

治療の基本は通常、できるだけ早い外科的修復とされることが多いです。近位上腕二頭筋腱断裂の場合、肩関節の2本の上腕二頭筋腱のうちの1本に損傷がないと機能を維持できることがあり、保存的な管理が選択される場合もあります。しかしながら近位断裂には修復が必要となる場合が多く、他の肩関節損傷があるときは特に修復が検討されます。

整形外科で扱うほかの病気

出典

参考: MSDマニュアルプロフェッショナル版(日本語)(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)

この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。