病気の解説

上顎がん

別名:上顎癌

まず相談する診療科耳鼻咽喉科がん治療科(腫瘍内科・外科)
関係する症状鼻水・鼻づまり
この解説の項目6項目

受診の目安

上顎がんでは、鼻づまりや鼻血、膿が混ざった鼻水などの症状がみられることがあります。症状が強くなる・日常生活に支障が出る・経過や治療に不安があるときは、耳鼻咽喉科に相談してください。通院中の方は自己判断で治療を中断しないでください。

基本

概要

上顎がんは、副鼻腔の一つである上顎洞にできるがんです。日本では比較的少ないとされています。長い間粘膜の炎症が続くと発症しやすいと考えられており、慢性副鼻腔炎や喫煙が関連しているとされます。初期には症状が現れにくく、進行してから発見されることが多いです。転移は他のがんと比べて少ないと考えられています。

主な症状

鼻づまりや鼻血、膿が混ざった鼻水などの症状がみられることがあります。がんが進行すると頬の腫れやしびれといった症状が出る場合もあります。がんの広がりにより、歯の痛みや上顎の腫れ、視野の異常(複視)や目の突出、口を開けにくさや頭痛などの症状が現れることがあります。初期には副鼻腔炎の症状と似ていて見つかりにくいことがあります。

検査と診断

診断

確定診断には病変の組織を採取して顕微鏡で詳しく観察する生検が必須です。がんが視診で確認できる場合はその病変から組織を採取します。病変が見えない場合には全身麻酔下で鼻に内視鏡を挿入し上顎洞内の病変を採取することがあります。

治療

治療

基本的な治療は手術による病変の切除です。周囲には目や視神経、口など重要な部位があるため、病気が進行すると切除の範囲が広くなることがあります。根治を目指すと同時に顔の機能をできるだけ温存することが大切で、化学療法や放射線療法を組み合わせて治療することがあります。進行がんでリンパ節へ転移がある場合には化学療法を先に行って病変を小さくしてから放射線療法や手術を行うことがあります。最近では血管へ薬を直接注入する超選択的動注化学療法の検証なども進んでいます。

経過と生活

予防

慢性副鼻腔炎や喫煙などによる粘膜の炎症が長く続くと発症リスクが高まるとされています。そのため副鼻腔炎の適切な治療や禁煙が予防の一部として挙げられています。初期症状は鼻づまりなど副鼻腔炎と似ており、気になる症状が続く場合は早めに医師の診察を受けるとよいでしょう。

上顎がんと関係する症状

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出典

参考: Medical Note(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)

この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。