病気の解説

僧帽弁閉鎖不全症

別名:僧帽弁逆流症

まず相談する診療科循環器内科
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受診の目安

僧帽弁閉鎖不全症では、重症になると息切れや疲れやすさ、肺の血流に影響が出ることによる呼吸困難、低酸素血症といった症状が現れることがあります。症状が強くなる・日常生活に支障が出る・経過や治療に不安があるときは、循環器内科に相談してください。通院中の方は自己判断で治療を中断しないでください。

基本

概要

僧帽弁閉鎖不全症は、左心房と左心室の間にある僧帽弁の機能が低下し、左心室から大動脈へ送られる血液の一部が左心房へ逆流する病気です。逆流の原因は弁そのものの異常(器質的)と、左心室・左心房の拡大によって弁がうまく閉じられなくなる場合(機能的)に分かれ、機能的が全体の約8割程度を占めます。逆流の程度により自覚症状が出る時期が異なり、重症になると心不全の症状が現れることがあります。

主な症状

逆流が軽度〜中等度なら自覚しないことが多いです。重症になると息切れや疲れやすさ、肺の血流に影響が出ることによる呼吸困難、低酸素血症といった症状が現れることがあります。さらに左心室から大動脈への血液供給が減ると、全身の臓器へ十分な血液が行き渡らなくなることがあり、体の不調が広がることがあります。

検査と診断

診断

診断の確定には心臓超音波検査が用いられます。自覚症状がない場合でも健診などで聴診音の異常として見つかることがあります。胸部X線検査や血液検査で心不全の状態がわかる場合もあります。

治療

治療

初期には薬物療法が行われ、血圧を下げて心臓の負担を減らすACE阻害薬が用いられます。心不全の症状が出現した場合は、患者の重症度に応じて利尿薬や強心薬が使われることがあります。新しい治療薬が適用されることもあります。薬剤抵抗性の心不全の場合には非薬物療法が検討されることがあります。外科的な弁形成術や弁置換術、カテーテル治療として経皮的僧帽弁接合不全修復術が選択肢となることがあります。手術やカテーテル治療の前に特殊なペースメーカー治療が行われる場合もあります。

循環器内科で扱うほかの病気

国家試験での出題

医療系の国家試験で、この病気に関係して出題された過去問です(学生・受験生向け)。

出典

参考: 済生会 症状別病気解説(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)

この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。