病気の解説
円板状エリテマトーデス
別名:円板状紅斑性狼瘡、慢性円板状エリテマトーデス
受診の目安
円板状エリテマトーデスでは、主な部位は頭、顔、耳の周辺のほか、唇や口の中などの粘膜も影響を受けることがあります。症状が強くなる・日常生活に支障が出る・経過や治療に不安があるときは、リウマチ・膠原病内科に相談してください。通院中の方は自己判断で治療を中断しないでください。
基本
概要
円板状エリテマトーデスは、頭や顔、耳の周りの皮膚などを中心に、境界がはっきりした赤い皮疹が現れる病気です。エリテマトーデスの一種で、皮膚だけに症状が出る場合と全身性エリテマトーデスの一症状として現れることがあります。男女比は全身性に比べると差が少なく、発症年齢は全身性よりやや高いことがあります。発症後に全身性エリテマトーデスへ移行することや、繰り返すことで別の病気へ進行する可能性があるとされています。原因は明らかではなく、治療には薬物療法などが検討されます。
主な症状
皮膚には境界がはっきりした少し盛り上がった赤い斑ができます。主な部位は頭、顔、耳の周辺のほか、唇や口の中などの粘膜も影響を受けることがあります。一つだけ現れることもあれば、複数見られることもあります。頭の部位では髪が抜けることがある場合もあります。病変が下の方へ広がると、全身性の病気へ移行することを考慮します。治癒しても色素の変化や傷あとが残ることがあります。
病態
円板状エリテマトーデスは、自己抗体という自分の体を攻撃する抗体が出現する自己免疫疾患の一つと考えられています。ただし具体的な原因はまだ詳しく分かっていません。
検査と診断
診断
皮膚の病変を見て疑いを持ち、病変の一部を採取して顕微鏡で検査することがあります。血液検査で自己抗体を調べたり、尿検査で全身の臓器の影響を評価したりすることもあります。これらの検査結果をもとに、全身性エリテマトーデスや扁平苔癬、サルコイドーシス、菌状息肉症、深在性真菌症、皮膚抗酸菌感染症などとの鑑別を行います。
治療
治療
日光のあたる部位に病変ができやすいので、診断後は日光を避ける工夫をします(日傘や帽子など)。薬物療法としては、外用薬(ステロイドやタクロリムス)、飲み薬としてはヒドロキシクロロキンが有効な場合があります。治癒には時間がかかることが多く、長期の治療が必要になることがあります。診断後は全身性エリテマトーデスへ移行する可能性や、繰り返しの経過で別の病気へ進展する恐れがあるため、定期的な受診が推奨されます。
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出典
参考: Medical Note(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。