病気の解説
副甲状腺機能低下症
別名:上皮小体機能低下症
受診の目安
副甲状腺機能低下症では、低カルシウム血症により、手足のしびれや筋肉のけいれんといった症状が現れることがあります。症状が強くなる・日常生活に支障が出る・経過や治療に不安があるときは、内分泌・代謝内科に相談してください。通院中の方は自己判断で治療を中断しないでください。
基本
概要
副甲状腺機能低下症は、血液中のカルシウムが低くなる状態です。低カルシウム血症は手や口の周りのしびれ・ピリピリ感や筋肉のけいれんを起こすことがあり、重症になるとテタニーと呼ばれる痛みを伴う筋肉の収縮が起こることがあります。
主な症状
低カルシウム血症により、手足のしびれや筋肉のけいれんといった症状が現れることがあります。重症の場合にはテタニーが起こることがあります。
検査と診断
診断
診断には血液検査が使われ、カルシウムの濃度が低い状態で、PTH(副甲状腺ホルモン)の濃度が低いか正常低値の場合に副甲状腺機能低下症が示唆されます。PTHが検出限界未満なら特発性の可能性、PTHが高い場合は偽性副甲状腺機能低下症やビタミンDの代謝異常が示唆されます。
治療
治療
治療としては、術後の副甲状腺機能低下症の場合、カルシウムとビタミンDのサプリメントで十分なことがあります。必要に応じてカルシウムの静脈内投与を行うことがあります。サプリメントだけでは十分でない場合には組換え副甲状腺ホルモンの治療が選択されることがあります。
使われる薬
組換え副甲状腺ホルモンは、カルシウムとビタミンDの必要量を減らす可能性があり、長期的な合併症のリスクを低下させるとされています。治療中は血中カルシウムとリンの濃度を医師がモニタリングします。
内分泌・代謝内科で扱うほかの病気
国家試験での出題
医療系の国家試験で、この病気に関係して出題された過去問です(学生・受験生向け)。
出典
参考: MSD Manuals 家庭版(日本語)(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。