病気の解説
子宮体がん
別名:子宮体癌、子宮内膜がん、子宮内膜癌
受診の目安
子宮体がんでは、異常な性器出血です。症状が強くなる・日常生活に支障が出る・経過や治療に不安があるときは、産婦人科に相談してください。通院中の方は自己判断で治療を中断しないでください。
基本
概要
子宮体がんは子宮の内側を覆う内膜から発生するがんです。エストロゲンの影響が高まりプロゲステロンが低くなる状態や肥満、年齢、特定の薬の長期使用などが関係するとされています。症状としては異常な性器出血が多く、閉経後の出血や月経以外の出血、月経の異常がみられることがあります。診断には生検が重要で、経腟超音波検査などの検査と合わせて行われます。病期はがんの広がりの程度によりI期からIV期に分類され、治療は手術を中心に行われます。出産歴や年齢、がんの広がりの程度によって予後が異なることがあります。
主な症状
子宮体がんの最も多い初期症状は異常な性器出血です。閉経後の出血、月経期以外の出血、月経周期の変化や出血量・期間の変化が挙げられます。閉経後の出血があるときは医師の診察を受けることが大切です。肉腫の場合も異常な性器出血がみられることがあります。
検査と診断
診断
診断には子宮内膜の生検が行われ、組織を検査室で分析します。生検は多くの場合がんを正確に検出します。場合によっては腟からの超音波検査や子宮内容除去術、子宮鏡検査が併用され、内膜の組織をさらに調べます。がんと診断された場合は血液検査などの追加検査で広がりを評価します。
治療
治療
治療の中心は子宮を含む腔のがんの手術です。手術には子宮摘出術のほか、卵管・卵巣の摘出、近くのリンパ節の切除が含まれます。病期により放射線療法や化学療法が併用されることがあります。手術は腹部開腹、腹腔鏡(ロボット支援含む)、腟からの手術などの方法で行われ、回復には個人差があります。これらの治療方針は病期ごとに異なります。
経過と生活
予防
子宮内膜がんを完全に予防する方法はありませんが、肥満を減らすなど生活習慣の改善でリスクを低減できる可能性があります。エストロゲンを含む薬剤やハーブ製品は単独で用いず、プロゲスチンと併用することが推奨されます。
経過・予後
予後は病期により異なります。全体として5年以上がんがみられない状態になる割合はおおむね一定の見通しがあります。肉腫は子宮内膜がんより予後が不良とされます。
子宮体がんと関係する症状
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出典
参考: MSD Manuals 家庭版(日本語)(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。