病気の解説
子宮内膜ポリープ
受診の目安
- 月経以外の時期に出血がある(不正出血)とき
- 月経の量が以前より多くなったと感じるとき
- 妊娠を望んでいるのに、なかなか妊娠しないとき
- 検診や超音波検査で、子宮の内側のポリープを指摘されたとき
相談先は婦人科(産婦人科)です。不正出血や月経量の増加は、子宮内膜ポリープ以外のさまざまな病気でも起こるため、症状だけで病名を決めることはできません。診察と検査で確かめてもらいましょう(兵庫医科大学病院)(東京大学医学部附属病院)。
基本
子宮内膜ポリープとは
子宮内膜ポリープは、子宮の内側をおおう粘膜(子宮内膜)から盛り上がるようにできる、こぶ状のできものです(兵庫医科大学病院)(東京大学医学部附属病院)。多くは良性で、1個だけのことも、いくつもできることもあります(兵庫医科大学病院)。子宮の入り口側(頸部)にできる「子宮頸管ポリープ」とは、できる場所で区別されます(兵庫医科大学病院)。
主な症状
- 不正出血:月経とは関係のない出血が代表的な症状です(兵庫医科大学病院)(東京大学医学部附属病院)。
- 月経量が多くなる:過多月経の原因になることがあります(東京大学医学部附属病院)。
- 妊娠しにくくなる:受精卵が子宮内膜にくっつく(着床する)のを妨げ、不妊の原因になることがあります(兵庫医科大学病院)(東京大学医学部附属病院)。
はっきりした症状がなく、超音波検査で偶然見つかることもあります(兵庫医科大学病院)。
検査と診断
診断
超音波検査やMRIでポリープが疑われた場合、細い内視鏡(子宮鏡)を腟から子宮の中に入れて、直接観察して詳しく調べます(兵庫医科大学病院)(東京大学医学部附属病院)。子宮内膜の細胞を調べる検査が行われることもあります(東京大学医学部附属病院)。
最終的には、切除したポリープを顕微鏡で調べる病理検査によって、ポリープであるかどうかが確かめられます(兵庫医科大学病院)。
治療
治療
- 経過観察:症状がない場合などは、治療をせずに様子をみることもあります(東京大学医学部附属病院)。
- 子宮鏡による切除:不正出血や不妊の原因と考えられる場合は、切除が必要とされます(兵庫医科大学病院)。腟から子宮の中に入れた子宮鏡を使って切除します(東京大学医学部附属病院)。ポリープの数や大きさ、位置によって、外来での日帰り手術になることも、入院して手術室で行うこともあります(兵庫医科大学病院)(東京大学医学部附属病院)。
- ホルモン剤:低用量ピルなどのホルモン剤を使う方法もあります(東京大学医学部附属病院)。
どの方法を選ぶかは、症状や妊娠の希望、ポリープの状態などをもとに医師と相談して決めます。
経過と生活
経過
病理検査でポリープと確かめられれば命に関わるものではないとされます。ただし、切除したあとに再発することもあるため、定期的に検診を受けることが勧められています(兵庫医科大学病院)。
産婦人科で扱うほかの病気
出典
兵庫医科大学病院 みんなの医療ガイド「子宮内膜ポリープ」 / 東京大学医学部附属病院 女性診療科・産科「内視鏡手術外来」
内容の確認日:2026-10-13(次回確認予定 2027-04-13)。複数の公的情報源の事実をもとに medimichi が独自にまとめています。
この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。