病気の解説

悪性症候群

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緊急性の高い症状

  • 上の症状があるのに処方した医療機関に連絡がつかないときは、お薬手帳や飲んでいる薬を持って救急医療機関を受診してください。

出典:厚生労働省:重篤副作用疾患別対応マニュアル 悪性症候群、NIH GARD: Neuroleptic malignant syndrome

当てはまるときは、ためらわず 119 または救急外来へ。

受診の目安

抗精神病薬などの精神神経用の薬(そのほか、抗うつ薬、吐き気止めなどの胃腸の薬、パーキンソン病の薬など)を使っている方で、特に薬を増やした・変えた・やめたあとに次の症状がいくつか重なって現れたときは、ただちに処方した医師または薬剤師に連絡してください。

  • ほかに原因がないのに37.5℃以上の熱が出る、汗をかく
  • ぼんやりする、手足が震える、体がこわばる
  • 話しづらい、よだれが出る、飲み込みにくい
  • 脈が速くなる、呼吸が速くなる、血圧が上がる

自己判断で薬を急にやめることが危険な場合もあります。薬の変更は医師の指示に従ってください。パーキンソン病の薬を減らしたときにも起こることがあります。

症状だけで病名を判断することはできません。気になる症状があれば医療機関で診察を受けてください。

出典:厚生労働省:重篤副作用疾患別対応マニュアル 悪性症候群、NIH GARD: Neuroleptic malignant syndrome

基本

概要

悪性症候群は、薬を使っている人で現れる可能性のある状態で、急に現れることがあります。主な症状には高熱や筋肉の硬さ、意識の変化、心拍や呼吸の速さの増加が含まれることがあります。ミオグロビンというタンパク質が筋肉から尿へ出ると、尿が茶色になることがあります。治療が急がれる状態で、重症になると命に関わる可能性があるため、早期の対応が必要とされます。

主な症状

典型的には、錯乱や興奮、または昏睡、筋肉の強い硬直、高熱、心拍数・呼吸数の増加、血圧の上昇や不安定さなどが現れることがあります。筋肉の損傷によりミオグロビンが尿に出て、茶色い尿になることがあります。

原因

悪性症候群を引き起こすことが知られている薬を服用している人で起こることがあります。出典に挙げられている薬剤には、抗精神病薬の一部や、催吐薬などが含まれます。

検査と診断

診断

診断を確定する検査はありません。薬を使っている人に特徴的な症状や重度の筋硬直があれば悪性症候群を疑います。髄膜炎や敗血症など他の病気の可能性を排除するための検査を行うことがあります。血液検査や尿検査で筋肉のタンパク質の分解や腎障害の有無を調べます。

治療

治療

薬の使用を中止します。発熱を管理し、集中治療室での応急的な対応を行います。興奮が強い場合には鎮静薬を静脈内投与します。重症例にはダントロレンやブロモクリプチンなどが使われることがあります。

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出典

参考: MSD Manuals 家庭版(日本語)(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
受診の目安の出典:厚生労働省:重篤副作用疾患別対応マニュアル 悪性症候群 / NIH GARD: Neuroleptic malignant syndrome(2026-10-13 確認)

この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。