病気の解説

異食症

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受診の目安

異食症の症状が強くなる・日常生活に支障が出る・経過や治療に不安があるときは、精神科に相談してください。通院中の方は自己判断で治療を中断しないでください。

基本

概要

異食症は、食べるべきでない物を長期間にわたり継続して口にしてしまう状態です。氷を食べる場合は氷食症、土を食べる場合は土食症、毛髪を食べる場合は食毛症などの名前がつくことがあります。乳幼児では発達的に正常とされることもありますが、1か月以上、または氷食症では2か月以上、一定量を毎日摂取する場合に診断されます。

主な症状

基本的には、食べ物ではない物を定期的に食べてしまうことが代表的な特徴です。紙・粘土・土・泥・毛髪などがみられることがあります。2歳未満の乳幼児では発達的に正常とされることがあり、妊娠中の妊婦にもみられることがあります。

原因

発症の原因として、乳幼児期以降では長く続く異食行為・空腹・ストレスなどが挙げられます。妊娠中は母体の鉄分や亜鉛などの不足が背景となることがあり、鉄欠乏性貧血が起こりやすいために氷食症や土食症が起こりやすいとされています。体温調節の乱れや認知機能の低下、記憶障害が原因となることもあり、統合失調症など他の疾患と併存する場合もあります。認知機能の低下により、食べ物と非食物の区別がつかなくなることもあります。

検査と診断

診断

診断は、DSM-5を基準とした診断で行われます。最低でも1か月間、栄養がない物を継続して食べること、異食行為が標準的な慣習ではないこと、社会的・文化的にも容認されていないこと、他の精神疾患や医学的疾患を背景にしていないことなどが基準として挙げられます。検査方法自体は特別な検査があるわけではなく、診断は基準を満たすかどうかで判断されます。

治療

治療

治療方法は確立されていませんが、行動変容法が改善の助けになるとされています。自発的な行動を対象とする行動形成法が用いられます。腸閉塞や消化器の病気が生じた場合はそれの治療が先行します。子供では環境の改善により数か月で症状が軽減することがあります。薬物療法は一般的にはありません。

経過と生活

予防

予防としては、妊娠中は鉄欠乏性貧血の予防・鉄・亜鉛の補給が有効とされます。子供では乳幼児期に異食行為をやめさせることが重要です。認知症の方では空腹の時間を減らす工夫で予防が期待されます。

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出典

参考: 「異食症」を発症する原因はご存知ですか?医師が監修! | メディカルドック(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)

この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。