病気の解説

直腸炎

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受診の目安

直腸炎では、排便時の痛みを伴ういきみや、痛みを伴わない出血、直腸からの粘液の排出がみられることがあります。症状が強い・急に悪化する・なかなか治らないときは、早めに消化器内科を受診してください。気になるときは放置せず相談してください。

基本

概要

直腸炎は、直腸の粘膜が炎症を起こす状態です。原因として、クローン病や潰瘍性大腸炎などの炎症性腸疾患、性行為が関係する性感染症、抗菌薬の使用後の細菌の変化、免疫機能の低下、放射線治療などが挙げられます。症状には排便時の痛みを伴ういきみや出血、直腸からの粘液の排出などが含まれ、感染の種類によって痛みの強さが異なることがあります。

主な症状

直腸炎では、排便時の痛みを伴ういきみや、痛みを伴わない出血、直腸からの粘液の排出がみられることがあります。原因が淋菌感染症、単純ヘルペスウイルス、サル痘、またはサイトメガロウイルスの場合は、肛門と直腸に強い痛みが生じることがあります。

検査と診断

診断

診断には、直腸鏡検査またはS状結腸鏡検査、血液検査と便検査が行われます。場合により大腸内視鏡検査を行うこともあります。直腸粘膜の擦過サンプルや組織サンプルを採取して原因となる細菌・真菌・ウイルスを特定します。梅毒の血液検査やクロストリジオイデス・ディフィシルの便検査も行われることがあります。医師はクローン病や潰瘍性大腸炎がないか他の部位も大腸内視鏡で調べることがあります。

治療

治療

原因に応じた治療が行われます。特定の細菌感染症であれば抗菌薬、ウイルス感染症には抗ウイルス薬が用いられます。腸内の常在菌を減少させる抗菌薬を用いる場合には、他の有害な菌を駆除する薬が選ばれることがあります。放射線治療が原因の場合は、直腸粘膜へコルチコステロイドの局所投与や浣腸投与、スクラルファートの浣腸が使われることがあります。出血を止めるための処置として、直腸粘膜へホルマリンを塗布したり高気圧酸素療法を検討することがあります。出血がある場合には、アルゴンプラズマ、レーザー、電気凝固術、ヒータープローブなどで止血することもあります。

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出典

参考: MSD Manuals 家庭版(日本語)(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)

この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。