病気の解説

特発性細菌性腹膜炎

まず相談する診療科消化器内科
この解説の項目7項目

緊急性の高い症状

お腹の激しい痛みが続く・板のように硬い・嘔吐を繰り返す・高熱を伴うときは、ただちに救急(119)を要請してください。

当てはまるときは、ためらわず 119 または救急外来へ。

受診の目安

特発性細菌性腹膜炎では、腹痛や不快感、倦怠感、発熱、脳症などの症状が現れることがあります。症状が強い・急に悪化する・なかなか治らないときは、早めに消化器内科を受診してください。気になるときは放置せず相談してください。

基本

概要

特発性細菌性腹膜炎は、腹水を伴う状態で起こる腹膜の細菌感染が疑われる状態です。診断には腹水の検査と培養、血液検査が活用され、腹水中の好中球が高いと診断の目安になります。治療には抗菌薬の投与と、肝腎機能障害を予防するためのアルブミン投与が組み合わせて行われます。再発を防ぐための予防的な抗菌薬投与が検討されることがあります。

主な症状

腹痛や不快感、倦怠感、発熱、脳症などの症状が現れることがあります。腹膜刺激徴候が見られることもありますが、腹水の存在により軽く感じられる場合もあります。

検査と診断

診断

診断の要は腹水の検査と培養です。腹水を血液培地に移すと培養の感度が高まることがあり、腹水中の好中球数が一定の基準を超えるとSBPと判断されることがあります。血液培養も適用となる場合があります。腹水中の好中球数は腹水の総白血球数と好中球の割合から計算します。

治療

治療

治療には抗菌薬の投与が基本です。SBPと診断された場合は、症状が落ち着くまで少なくとも5日間、適切な抗菌薬を投与します。肝腎機能障害を予防する目的でアルブミンを投与することがあります。再発を防ぐための予防的抗菌薬が用いられることもあります。

経過と生活

予防

SBPの再発を防ぐために予防的抗菌薬が使われることがあり、ノルフロキサシンなどの薬剤がよく使われます。肝腎症候群のリスクを減らす目的でアルブミン投与が行われることがあります。

消化器内科で扱うほかの病気

出典

参考: MSDマニュアルプロフェッショナル版(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)

この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。