病気の解説
神経皮膚黒色症
受診の目安
神経皮膚黒色症では、後頭部や背中などに大きな母斑が見られることがあります。症状が強くなる・日常生活に支障が出る・経過や治療に不安があるときは、皮膚科に相談してください。通院中の方は自己判断で治療を中断しないでください。
基本
概要
神経皮膚黒色症は、皮膚に大きな色素性母斑と中枢神経系のメラノーシスが見られる疾患です。この疾患は、先天的に発生し、特に脳や脊髄において色素細胞の異常増殖が関与しています。神経皮膚黒色症は、先天性色素細胞母斑の5〜10%の割合で発生するとされています。
主な症状
神経皮膚黒色症の主な症状には、後頭部や背中などに大きな母斑が見られることがあります。これらの母斑は成長とともに拡大することが多いです。また、1歳までに神経症状が現れることが多く、頭痛やけいれん発作、水頭症、振戦、発育障害などが見られます。特に水頭症は、髄液の通過障害によって約2/3の症例で認められます。
原因
神経皮膚黒色症の原因は、胎生期における神経外胚葉の形成異常によると考えられています。この異常が、巨大な色素系母斑や脳・脊髄における色素細胞の異常増殖を引き起こすとされています。
治療
治療
神経皮膚黒色症に対する根本的な治療法は存在しません。化学療法や放射線療法は効果がないとされ、病変が広がっているため外科的切除もできません。しかし、水頭症に対してはシャント術が必要であり、その後も生涯にわたる管理が求められます。また、てんかん発作がある場合には抗てんかん薬の継続が必要です。
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出典
参考: 神経皮膚黒色症 概要 - 小児慢性特定疾病情報センター(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。